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『わかっているけど…やらない自分』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.31~

こんにちは♪
エグゼクティブコーチング・トレーナーの
秋山ジョー賢司です。


今回は、【わかっているけど…やらない自分】
というテーマでお話したいと思います。


(なんか、ドキっとするテーマですね…)


前回、
意識とは「言葉を使って考えている自分」。
無意識とは「身体を使って感じている自分」と
お伝えしました。


(意識と無意識の間で葛藤があるときに、
問題が起きやすいのでしたね)


頭で考えていることがあっても、身体に嫌な
感覚が湧いてくると葛藤が起き、考えている通りに
身体が動かず…

「わかっちゃいるけど、やめられない」
「わかっちゃいるけど、やらない」
という状態を創りだすのです。


それでは、それがビジネスのシーンでどのよう
に起きているのか具体的に見ていきましょう。


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先日、ある社長さんが、
「いよいよ私の事業も海外に展開します」
「本気で英会話を勉強することにしました」

「毎週金曜日の夜、英会話学校に行くんです!」
とお話しされていました。

2ヶ月後…再びその社長にお会いしたら、

「いや〜、英会話学校になかなか行けていな
いんです」
「行きたいのに、金曜日の夜になると、
どういうわけか予定が入ってしまって…」

とのことでした。

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(この人、本気で英語勉強しようと思ってる
のかな〜)


もちろん、本気です!
「考えている自分(意識)」としては。


(予定が入ってくるっていうけど、自分で入れ
ているんでしょ)


意識的に英会話学校をサボる為に予定を
入れている…訳ではないと思います。


「感じている自分(無意識)」がそうさせて
いるのです。


(?)


「考えている自分(意識)」は、本当に英語を
勉強したいと思っています。


しかし、
英語を学ぶことをイメージした時に、
なんらかの好ましくない感覚が起きて、


その感覚を感じないようにするために、
金曜日に予定を入れることを無意識に
許可しているのです。


つまり“行かなくちゃ”と思っても身体が
動かない状態になっている、のです。


(わたしも、思い当たる節がある…)


以前、このメルマガでも紹介した、
「副社長との確執がある社長」の話しを覚え
ていますか?


(たしか、チャレンジが得意な副社長を見て
いると、自分が臆病に思えてしまうので、
副社長とあまり話をしない社長の話でしたね)


社長は、頭で副社長と向き合うことが大切と
わかっているのに、そのことを考えると、
「私は臆病者だ」という感覚が入ってきて
副社長を避けるという行動を取ってしまっ
ているのです。


(たしか、この社長はそのことを自覚して
いませんでしたよね)


自分を臆病者だと認識したくないので、気がつか
ないように無意識がそうしているのです。



(そんなこと、できたら気づきたくはない
ですよね〜)


ただし、
ここで自分がどんな信念を持っているか、
に気づかない限り、前に進むことはできません。


(嫌だけど…
どうやったら気づけるのですか?)


自分の中で
「わかっているけど、やらない(始めない)」
ことを見つけてください。


そして、見つけたら、
それは「自分が何を恐れているのか?」と問い
かけてください。


・失敗する姿を見たくない…
・できていない自分が露呈される…
・過去に起きたことが、また起きると思っている

などがわかると思います。


(やっぱり、やだな〜…)


嫌と思うのは、もっともです。
ただし、その「信念から解放」されることで、
その人の可能性が開花するのです。


それを見たくないですか?

(見たいけど、見たくない…)

(見たくないけど、見たい…)


あなた次第です♪


最後に【気づきたくないことに気づく】ため
のSelf Question をお伝えします。

『やらないといけないとわかっているのに、
 やらない時、私は何を「恐れている」のだろう?』


あなたは、この質問になんと応えるでしょうか?
自分を活かす天才になる旅、今週も楽しんで下さい♪
CHANGE YOUR MIND!!


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  Joeの自分を極める言葉
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恐れることを、恐れるな。    

          by Joe


恐れがいけないのではありません。
恐れることを恐れていることが
問題なのです。
恐れることを許可していないから
辛いのです。
恐れに気づき、
「おれは、ビビってるーーーー!」
と恐れずに、恐れてみてください♪