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『無意識の特徴』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.33~

こんにちは♪
エグゼクティブコーチングトレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。


今回は、【無意識の特徴】という
テーマでお話ししたいと思います。


無意識、つまり「感じる自分」の特長として
「痛みを避け、快を得ようとする」という
ものがあります。


(痛みも快も【感覚】ですよね)


痛みには、物理的な痛みと、精神的な痛みが
あります。人は、痛みを感じると自動的にそ
れを「回避」しようとするメカニズムを持っ
ています。


(まぁ、生き物として当然ですよね)


一方「快」とは心地良さ、ワクワク、充実、
嬉しいなどのことです。そしていわゆる「快
楽」も含まれます。


「快」を感じているときは、免疫機能を高める
ホルモンが分泌されたり、筋肉が弛緩します。
やはり生きていく上で重要なので「快を得よう
とする」というメカニズムが我々に組み込まれ
ているのです。

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あるコンサル会社の社長には、
「クライアントから頼まれると断われない」
という悩みがありました。

どんな些細なことでも頼まれると断れない
ので、スケジュールがどんどん埋まっていき、
本来すべき仕事に十分な時間をかけられない
状態になっていました。

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(断わりたいけど、断れない。
 これも無意識の仕業ですか?)


そうですね。


(断わればいいのに)


頭では当然そう考えていますよ。


(「断わりたいと考えている」自分ですね)


その通り。
そして、この社長には、
「頼みを断わったら嫌われる」
「嫌われたら仕事がこなくなる」
という信念を強く持っていました。


つまり…
断わる→嫌われる→仕事がこなくなる→
やばい!ということが一瞬のうちに起こり、
「やばい!」という痛みの感覚が身体に起こ
るのです。


(それが「感じている自分」なのですね)


そうすると、
「頭では断わりたいのに、身体が怖がって断わ
れない」という状態がつくられていきます。

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この社長にはまず、
「人の頼みを断わったら嫌われる」という信念
を持っている、ということに気づいてもらいま
した。


その上で
本当はどうなりたいのか?ということを考えて
もらいました。


(えっ、断わっても嫌われないようになりたい
んじゃないの?)


彼が本当に欲しいもの。
それは、「嫌われない自分」ではありません。
「感じたまま素直に言える自分」でした。


(どう違うの?)


嫌われるかどうかは相手次第なので、
「嫌われない自分になる」と設定しても、
機能しないのです。


嫌われるかどうかではなく、
断られるかどうかでもなく、
「その時感じたまま素直に言える自分」それが
彼にとっての本当になりたい姿でした。


そこで、「自分が素直に言えた」としたらどん
な【感覚】になるかを感じてもらいました。


それは、胸の辺りが広がっていき、力が開放
されるような【感覚】とのことでした。


この感覚は、「快を得る」という感覚なので、
彼は「自分は自分の気持ちに素直に言える」と
いう新しい信念をもつように、無意識がプログ
ラミングしていきます。


人と会う時に、新しい信念と、この感覚を思
い出せば、感じる自分が、考える自分に勝るの
で「その時に感じたまま素直に言える」状態
が作れるのです。


(なんか無意識に手伝ってもらうって、いいで
すね。)


自分を活かす天才は、無意識に手伝ってもらう
のがとても上手です。


無意識は、自分自身です。だとしたら自分が
本当に望むものを得る為に、手伝ってもらう。
と言うわけです。


(でも難しそうですね)


あまりやったことがないので、
難しいと感じるのはもっともです。


(ですよね…)


でも、それは「考える自分」ですよね。


(あっ!)


「感じる自分」に手伝ってもらって下さい♪


最後に【無意識に手伝ってもらう】ため
のSelf Question をお伝えします。

してはいけないことを、してしまいそうになっ
た時…

『それをしたら、その後どんなことが起きるの
だろうか? それはどんな感覚になるだろうか?

 本当に得たいものはなんだろうか?
 それを得たら、どんな気分になるだろう?』


あなたは、この質問になんと応えるでしょうか?
自分を活かす天才になる旅、今週も楽しんで下さい♪
CHANGE YOUR MIND!!


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  Joeの自分を極める言葉
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今日できる最高を。
          by Joe

事を成す時に、
最後に求められるのはこれ。
最後にできることはこれ。

そして、

毎日できるのがこれ。