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『社員がポジティブにならない』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.38~

おはようございます。

エグゼクティブ コーチング トレーナー
秋山 ジョー 賢司です。

東京では、もうすぐ桜満開ですね。

今回は、
【社員がポジティブにならない】
というテーマでお話ししたいと思います。


先日、ある社長からこんな相談を受けました。

  ↓   ↓   ↓

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Q、
自分は社員のことを考えて、
ここまで会社を大きくしてきたのに、
社員はそのことをわかってくれない。


自分は一人で不安と戦ってきた。
この不安を口にしなかった。


それは「経営者」として
当然のことだから。


今の業界が今後、縮小していく
それがわかっている。


だからこそ意を決して
新規事業に取り組むことを決めて、
社員に伝えた。


そうしたら、
みんなネガティブな意見ばかり言う。


俺だって、
不安がないといったら嘘になる。


でも、トライするなら
成功するイメージをもって
やらないと成功しない。


社員を
ポジティブにするには
どうしたらいいでしょうか?


50代 T社長

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「社員がポジティブにならない」
というよりも、

「自分が不安に押しつぶされそう」
という状態ですよね。


(それはそうですよ)


T社長に限らず、
苦しい中で新規事業に取り組む社長は
大きな不安の中にいます。


でも「社員のため」に
進まないといけない。


だからT社長は、勇気を振り絞って
新たな分野に進もうとしている…。


(だけど、社員は不安がり、
 前を向いてくれない…)


なぜ社員が不安がるのか、わかりますか?


(業界全体が下降しているから?)


それもあるかもしれません。
が、もっと重大な理由があります。


(もっと重大な理由?)


社員は、
社長の「見ている方」を見るものです。


業界が縮小していく中、
不安になっている社員。


その社員が
希望となるべき「社長」をみたら


その社長が
不安げにこっちを見ている‥。


その姿をみて
社員は不安がっているのです。


(たしかにそうかも)


大切なことは、
社長が見ている「世界」を見せることです。

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セッションを続ける中で、
T社長は自分のコア・ビションが見えました。


T社長は、
コア・ビジョンを社員に伝え続けました。
私達がどこに向かっているのか。
それを明確に、何度も。何度も。


社員は、T社長のコア・ビジョンに惚れ、
いい状態で仕事に取り組めるようになりました。


もう一度言います。


社員は、
社長の「見ている方」を見ます。


社長、あなたはコア・ビジョンの方を
しっかり向いていてください。


そうすれば、
社員は「あなた」ではなく、
あなたが向いている方を
向いていきます。


最後に【自分を活かす天才】になるための
Self Question をお伝えします。

Q 私はどこを向いて語っているだろうか?
 社員の顔?
 それとも自分たちが向かうべき方向?


あなたは、この質問になんと応えるでしょうか?
自分を活かす天才になる旅、今週も楽しんで下さい♪
CHANGE YOUR MIND!!


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  Joeの自分を極める言葉
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あなたの可能性を広げないで、
 誰かの可能性を広げる?

 ふっ…無理な話だね。

         by Joe


自らの可能性を広げていける経営者
だからこそ、相手の可能性も広げることができる。


あなたは、自分の可能性を広げることが
できていますか?