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『部下に理解してもらえない。』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.114~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの

秋山 ジョー 賢司です。


今週のテーマ:
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部下に理解してもらえない。
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Q 部下に理解してもらえません。

丁寧に説明してもなかなか理解できない部下
がいます。

話し方や説明の方法を変えても、あまり効果
がでません。

どうしたら理解させることができるでしょう
か?


50代 A 社長
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A 理解させようとするより、
 相手の感覚を変えることに意識を向けまし
 ょう。

部下に「わかってもらえない」。
誰もがある経験です。

どうしたら「わかってもらえるのか?」と多
くの人が悩みますが、問題は「そこ」にはあ
りません。

「わかってもらう」とは、相手に理解させ、
納得させること。

つまり、相手の「思考」を動かそうとしてい
る行為なのです。


人は、わかったら(理解したら)動くと、
多くの人が思っているようですが、実際は
ちょっと違います。


「感動」という言葉からわかるように、人は
思考ではなく、何かを感じたら動く生き物な
のです。


そう、
人を動かすのは「理解」ではなく「感覚」。


「わかってもらおう」とするのではなく、
相手の「感覚」を変える。

そうすれば、相手は動き出します。


部下に、
・説明する
・褒める
・注意する
・仕事の目的を伝える


この時、相手に「理解」させようとしないで
相手の「感覚」を変えようとしてみて下さい。


相手が動きたくなる感覚になるように、
アプローチする。


それが、相手に動いてもらうコツなのです。

【経営者のマインドセットの秘訣】

「理解」させようとしない。
相手の「感覚」を変えようとすること。


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今週のJOE語録
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あなたの可能性を広げないで、
 誰かの可能性を広げる?

 ふっ…無理な話だね。

         by Joe
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部下の可能性を広げたい、というけれど、

あなたは、自分の可能性を広げることが
できていますか?

自らの可能性を広げている経営者
だからこそ相手の可能性も広げられる。