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『その期待値は合っているのか?』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.157~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。


(これくらいは、できると思ったのに…)
部下が期待していた結果を出してくれないの
で、思うように物事が進まない。

この様に感じる経営者の方も多いと思います。


その時に考えて欲しいこと。
「その期待値は合っていたのか?」
ということです。



今週のテーマ:
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その期待値は合っていますか?
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部下に対して、「自分の期待に応えてくれな
い」と感じる時、部下のレベルがあなたの期
待値に合っていない場合がほとんどです。

なぜ、多くの経営者は部下への期待値を見誤
ってしまうのでしょうか。


それは、そのポジションを基準に期待値を設
定しているからです。

課長なら、これくらいはして欲しい。
リーダーなら、これくらいはできて欲しい。
店長なら、これくらいはできて当然だよ。
と。

そう思ってしまうのはもっともですが、あな
たの考えるそのポジションに期待するレベル
と、その本人に期待していいレベルが一致す
るとは限りません。


なぜなら、【会社の都合】も影響するからで
す。

・スタッフが辞めた。そのポジションを補っ
 てもらわなくてはならない。
・店舗を増やしたい。誰かを店長にしなけれ
 ばならない。
・チーム制にしたい。誰かにリーダーになっ
 てもらう必要がある。

などの会社の都合があるのです。

従って、ポジションではなく、その部下の力
をもとに「妥当性のある期待値」を設定する
必要があります。

まずはその部下に対し「妥当性のある期待値」
を見極められるようになって下さい。

その上で、
・部下のやる気
・部下の伸びしろ
を考慮して期待値を設定することは構いませ
ん。

(そうしないと会社が伸びないという側面も
 ありますので)

その時には、
最低でもこれくらい=妥当性のある期待値

ここまで行ったら嬉しい=期待を上回る期待値

を、あなたの中で明確にし、部下に2つの期
待値をそれぞれ伝えて下さい。

『君には、
少なくとも◯◯という結果は出して欲しい。
更に、△△まで達成したら、次の大きな一手
を打てるのでやってほしい!』と。


妥当性のある期待値なのか?
期待を上回る期待値なのか?
期待値のレベルを明確にして行きましょう。


【経営者のマインドセットの秘密】

・妥当性のある期待値
・期待を上回る期待値
をそれぞれ考える。



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今週のJOE語録。
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恐れることを恐れるな。

by Joe

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恐れがいけないのではありません。
恐れることを恐れているのが問題なのです。

恐れることを許可していないから辛いのです。

恐れに気づき、「おれは、ビビってるーーー
ー!」と恐れずに、恐れてみてください♪

さらに強くなれるはずです。