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『部下と話が噛み合わない』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.189~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。

経営者は、
未来を見据えながら事業を考えています。

時代の変化に対応するためには…
会社が成長するためには…
社員の給与を上げていくためには…

新たなことにチャレンジしていくことが必要
なのです!

しかし、それを部下に伝えても、
「それ、やる必要あるんですか?」
「それ、無理じゃないですか?」
と言われてしまう。

話が噛み合わない…

そのような時、
あなたならどう接しますか?



今週のテーマ:
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部下と話が噛み合わない。
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経営者やリーダーであるあなたは、部下より
も高い視座で世の中を捉えています。

つまり、見ているものが違います。

具体的に言うと、
・入ってくる情報
・会う人の層
・考えるべき課題
が違うのです。


ですから、部下に「あなたレベル」で状況を
理解してもらおうとすること自体が、とって
も難しいことなのです。


では、
【稼ぐ社長】はどのように対応しているので
しょうか?

あなたが、未来を見て危機感を持っていると
いうことは「大きなチャレンジをする必要が
ある」と察知しているわけです。


組織が大きなチャレンジをする時に必要なこ
とは、何だと思いますか?


社員があなたと同じレベルでの危機感を持つ
ことでありません。
(それは、あなたが安心したいだけ)


ここぞという時に、部下が「持てる以上の力
を出そう」という気持ちになれることです。


では、
部下にどう対応すればよいのか?


これを知っている人と、そうでない人では、
ピンチに対する組織力に雲泥の差が生まれ
ます。


それは、

未来を想定して<仕込み>をしておくこと。


具体的には、
「相手のレベルや状況に合わせて話を聞く」


これだけです。

相手(の視座で)の不安、悩み、嬉しいこ
と、それを普段から聞くようにしましょう。


なんだこんなことか…

と思ったあなたは、ちょっと危険かもしれま
せん。


「こんなことレベル」ではありません。


【稼ぐ社長】はこのことをとても重要視し、
そして「なにげなく」かつ「猛烈に」やって
いるのです。


あなたは、自分が見ている世界を部下に理解
してもらえれば、相手は動くと思っているか
もしれません。

が、実際は違います。


相手が見ている世界(不安、悩み、嬉しさ)
をあなたが受け止める。


それがあるからこそ、「いざ!」という時に
社長が言った
(僕から見て)意味のないこと…も
(私から見て)無謀なこと…も

『よし、やってやろう!!』

という気になれるのです。


あなたに必要なのは、
部下からの理解ではなく、
<部下のパフォーマンス>です。


【経営者のマインドセットの秘密】

あなたの不安は、
あなたの視座の高さ。

だから、
あなたの視座を押し付けない。



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今週のJOE語録
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怖い と 危ない は違う。
          by Joe
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怖いことは、避けなくていい。
危ないことは、避けるべき。

ビジネスにおいて、
怖いことを避けようとするから、
判断を間違える。

怖いことは、怖いと感じるだけ。
大丈夫だから。