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目標設定のためにコーチング!?間違っているよその使い方

ブログの特性上、さらっと書きたいので、

さらっと小難しいことを書いてみます

 

コーチングは目標設定をゴールするための技術と、言われることが多いです。

つまり、目標達成のための技法ですね。

 

目標達成は、ゴールのクリアが目的。

なので、終わりがあります。

受験やテレビゲームのような感覚!

設定した目標をクリアしたら、また次の目標に向けて歩むその繰り返し。

終わりなき、目標設定・・・

 

ここで、有名なマズローの段階欲求説の話を少し。

 

とっても有名な概念なので、簡単に復習。

4段階の欠乏欲求と、その上の高次元な成長欲求とに分けて考えられます。

 

欠乏欲求とは、不足しているものを満たそうとするもの。

成長欲求とは、self-actualization、「自己実現」と訳されます。

 

実は、ここが罠なのです。

 

「自己実現」と訳すと、目標設定のようです。

実現というゴール、つまり、終わりがありそうですね。

A→B→C→自己実現!!

 

しかし、マズローがいうself-actualizationとは、

「過程そのもの」を指しています。

 

自分の欲求を認めながら、

他人や環境などの外部の変化を受け入れ、

自分の可能性を発揮していこうする、その過程そのもの。

 

なので、終わりなき学びのプロセスが、自己実現。

 

社会的にもある程度、目標を達成した経営者たちが

恐ろしい孤独に苛まれたり、自己承認を求め続けてしまう罠。

 

だからこそ、目標達成を超えた次元の

コーチングが経営者にとっては必要なのです。