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『「悪いから変える」ではない。』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.153~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。

梅雨に入りましたね。

梅雨空の中、職場では部下に任せていた仕事
の進みが悪い・・・。
話を聞いてみると、そのやり方に唖然。

「そんなやり方しているからダメなんだー!」
と、ついイラついてしまうこともありますよ
ね。

そんな時、「ダメだから、変えて欲しい」と
いう脳の動かし方をしていると、不都合が起
きるのです。

あなたは知っていましたか?



今週のテーマ:
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「悪いから、変える」ではない。
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部下に仕事を任せたら、全然ダメなやり方を
しているので指摘したい。

このような状況は、当然起こり得ます。

その時、心の中で、
あーあ、そのやり方ではダメだ。
ほんと、わかってないな。
そのやり方で、できると思ってるの?

このようなマインドになるのはもっともです
が、この言葉を頭に浮かべたまま部下に指摘
すると、『お前が悪い』という部分だけが相
手に突き刺さります。

すると、存在を否定された感覚に陥るので、
攻撃傾向の部下は反発し、
依存傾向の部下はますます依存します。

結果、逆に仕事が進まなくなります。


もう一度、聞きます。
部下が「悪い」から、
または、そのやり方が「悪い」から、変えさ
せたいのですか?

そうではないですよね。

そのやり方では、アウトカムに「機能しそう
にない」ので、変えてもらいたいのですよね。

これがあなたの本音です。
ならば、その通りに伝えて下さい。

『キミのそのやり方では、アウトカムを達成
できるとは私には思えない。』
まずはこのことを明確に伝えます。

その上で、以下のアプローチを選択します。

(1)Aのやり方ではなく、Bのやり方で進め
て欲しい。
→やり方の変更をオーダーとして渡す。

(2)もっと機能するやり方を考えてくれ。
→違うやり方を考えさせる。

当然(2)の方が難易度は高くなります。
相手の能力を見極めて、どちらをチョイスす
るかがあなたの手腕なのです。

ただし、どちらをチョイスしたとしても、
「悪いから変える」ではなく「機能させたい
から変える」。このマインドで接して下さい。


これは人事でも同じです。
部下が「悪い」から、または、部下のやり方
が「悪い」から異動させるのではありません。
「機能しない」から変えるのです。


「悪いから変える」
 ↓
「機能させたいので変える」

このちょっとの違いがあなたのマインドに大
きな影響を与えます。


【経営者のマインドセットの秘密】

機能させたいので変える。



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今週のJOE語録
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変化を求めるなら、
新たなチャレンジをしなさい。

進化を求めるなら、
新たなマインドを持ちなさい。

          by Joe

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変化とは、
できないことができるようになること。

進化とは、
あなたの世界観が拡大すること。