エグゼクティブ メンタル トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
10月のアカデミアは、
「責任を取らないリーダーたち
~コーチングがビジネスに与える悪影響~」
と題して、ニューノーマル時代における「コ
ーチングのあるべき姿」についてお伝えしま
す。
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コーチング。
皆さんも試してみたことがありますか?
それは上手くいきましたか?
コーチングが幹部に求められる重要なスキル
セットの一つとして認知されてきた一方で、
そのコーチングがもたらす弊害も起きていま
す。
使う側である経営者や上司、及び受ける側に
なる社員や部下両者ともに「責任を取らない
人間を育てる」ことに繋がってしまっていま
す。
そこで、今月は「主体性」を中心テーマに、
ニューノーマル時代を生き抜くためのコーチ
ングのあるべき姿や、ビジネスの場において
最適なコーチングについてもお伝えします。
ぜひご参加ください。
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■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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分離関与というスタンス
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〈社内コーチング〉を使う時、
コーチ役になる人は、〈分離関与〉というス
タンスを取るのが基本です。
上下関係にない人が介入し、若干離れたとこ
ろから問いかけ(コーチ)をしてこそ、初め
て、コーチングは機能します。
例えば、
アメリカでは、[大企業のトップ]に対して
[株主]がコーチを派遣する、というのはよ
くあること。
株主:「優秀なトップなんだけど、メンタル
のブレが大きいのでどうにかしてくれ」
コーチ:「わかりました!」
この場面のコーチは社外の専門家なので、会
社のことへの決定権を持っていません。
つまり、上下関係にないので、分離関与が上
手く機能するんですね。
このように〈分離関与〉を機能させなければ、
コーチングの効果がでるどころか、弊害が起
きてしまいます。
それが起こりやすいのが、近しい関係にある
上司と部下の間でコーチングをする時です。
どういうことが起こるのかというと…、
・上司から部下へオーダーを出す
↓
・上司は部下に、質問をしながら、部下の答
えを引き出そうとする
(けれども部下は、上司が答えを持っている
ことを知っています。「知ってるくせに、教
えてくれよ!」と上司を疑ってしまう)
↓
・部下から質問の答えを得た上司は、「わか
った。じゃあお前のやり方でやってみろよ」
と促す
(実は上司の求めている答えを言っただけ)
こんなやりとりをしている上司は、部下から
不信感を持たれても、仕方ありません!
ただし、
同じ上司と部下でも
上司=部下のいる現場のことに無知だが、
アウトカムは設定している
部下=誰かが関与することで、主体的になり
アウトカムを達成できる可能性がある
こういう構図だと、分離関与は機能します。
上司が現場のことを全く分からないので、
“答え”を持っていないからです。
「現場は今、どうなってるんだ?」
「じゃあ、アウトカムを達成するには、
何からやればいいと思う?」
こういう本気の質問なら、部下も本気でぶつ
かってくるはずです。
【経営者のマインドセットの秘密】
コーチングは、
分離関与のスタンスが取れる間柄で行なう
■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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世の中に、“正しい答え”などない。
それを承知で、
“自分たちの正解”を決めていく。
by Joe
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正解を外(他者、社会)に求めると
混乱します。
「自分たちにとっての正解」を決めて
進んでいく。
それが、新しい時代の生き方なのです。
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