こんにちは♪
エグゼクティブコーチング・トレーナーの
秋山ジョー賢司です。


今回は、【ラブ・ベースのモチベーションの罠】という
テーマでお話したいと思います。

（なんか意味深なタイトルでいいですね笑）

これまで２つのモチベーションについてお話してきました。

ひとつは、
「ここから逃れたい」という、「恐れ」をエネルギーとした
フィア・ベースのモチベーション。

もうひとつは、
「行きたいところを目指す」という、自分の「コア・バリュー」を
エネルギーとしたラブ・ベースのモチベーションでしたね。

（やっぱりラブ・ベースの方がいいですよね〜）

そこです！！

（はぁ？）

実は、ラブ・ベースのモチベーションには「罠」があるのです。

（どういうこと？）

ある社長さんがいました。
彼は「新しいことをやろうぜ！」「過去はふりかえるな！」
「我々はビジョンを目指す！」と社員に普段から話をしていました。

（ポジティブでいいですね！）

そうですね。
しかし、お話を聞くと、ちょっと本当のラブ・ベースのモチベーションと
ズレている部分がありました。

彼は、好奇心旺盛で楽しいことが大好き。それはそれでいいのですが、
新しい企画や商品の話が来ると、現在動いている案件を後回しにしてしまい、
新しいことに意識が集中してしまうのです。

（企画だけ考えて、とっちらかしちゃう社長さん？）

この社長さんのケースで、
行きたい場所に向かうというラブ・ベースで動いているのですが、
実はラブ・ベースが「恐れ」を包み隠しているのです。

（どこに？）

彼は「今」にいません。
というか「今」にいられないのです。

（あの…全くわかりません！）

例をあげましょう。
「100m走」ってありますよね。
あれってどうやって走っているか知っていますか？

（時々、意味不明な質問がありますよね…）

『安心して下さい！　質問のプロですから！』

（↑それって、あのパクリですか…）
（最近、ちょっと崩し過ぎだと思います…）

コホン…話を戻します…。

100m走は、ゴールを目指し、そして「足もとの地面を蹴る」
ことで前に進んでいきますよね。

（それがなにか？）

ここで重要なのは、
「足もとを蹴った分、進む」ということです。

もし、100m走でゴールにだけに意識を向けたとします。
向け過ぎてしまい、蹴ることがおそろかになったら、
どうなりますか？

（う〜ん、空回りというか、あまり前に進まない？）

その通りです。
ゴールを目指し、足もとの地面を蹴る。
これが100m走でしなくてはならないことなのです。

ビジネスの話でいうと、
それが先ほどの社長のように、
今、目の前にあることをないがしろにして、
将来の楽しいことばかり手をつけようとする。

なぜ、このような状態になるのでしょうか？

（新し物好きだから？）

価値観としてそれがあり、その新しい物を進めるために
今、目の前にあるものをしっかりやるなら、
それはそれでいいと思います。

そうではなくて、
目の前の物を避けてしまう。
この場合は、別の理由があるのです。

（なんですか？）

その人の中で『受け入れがたい現実』があり、
その現実を『直視したくない』ので、未来ばかり見ている。

つまり「未来を見るフリ」をして、
「現在を見ない」という状態を作りたいからです。

（受け入れがたい現実って？）

それは、人それぞれですが、
本当は、父から事業を引き継ぎたくなかった…。
売り上げが伸びず社長として劣等感がある…。
部下への影響力が小さい自分が嫌…。
実は、パートナーシップが上手くいっていない…。
など、
その人にとって見たくない現実があるのでしょう。

（なんか、わかる気がしてきたな〜）

ですから、ラブ・ベースに見えても、
自分が新しいことばかりに目がいってしまい、
目の前のことを後回しにしてしまっている、と感じた場合は、

一旦、立ち止まり、自分が本当は恐れているのか？
自分にとって受け入れがたい現実は何か？
を探してください。

（それって、なんか嫌じゃないですか…）

嫌でもいいんです。

（へっ？）

「好きなことをすること」と、「現実を見ないようにすること」は
全く違います。

「見ないようにする」というのは、
もの凄くエネルギーのいることなのです。
そして、生産性がとっても低い手法なのです。
なぜなら、全く問題解決しないのですから。

そのようにエネルギーを使うなら、
嫌でもいいから、「そこ」を見ていった方が
確実に前進します。

（時折スパルタになりますよね…）

はい。
私、トレーナーなので（ドヤ顔）


最後に【ラブ・ベースのモチベーションの罠】にはまっていないか、
チェックするのための
Self Question をお伝えします。

『私の中で、未来を見るフリをして、現実から目を背けていることが
　あるとしたら、それはなんだろう？

　そのことについて私が恐がっていることはなんだろう？』

あなたは、この質問になんと応えるでしょうか？
自分を活かす天才になる旅、今週も楽しんで下さい♪
CHANGE YOUR MIND!!


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　　Joeの自分を極める言葉
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上を向いて、
前を向いて、
そして、大地を踏みしめて蹴れ。

それを前進という。
　　　　
　　　　　　　　　　by Joe

過去、現在、未来、という言葉がありますが、
本当は「現在」しかありません。
現在の連続しかないのです。
だとするなら、
自分のエネルギーを注入できるのは「現在」だけです。