エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

危機意識の高い人と低い人がいますが、
それには、〈レジリエンス〉が関係していま
す。

レジリエンスが高い人は、困難な状況に対し
て跳ね返す力を持ち、問題を発見して主体的
に解決しようとします。

今回は、レジリエンスを高めるためのマイン
ドセットを紐解いていきます。

それでは、メルマガスタートです！

■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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レジリエンスを高めるマインドセット
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キャロル・S・ドゥエックさんの
『マインドセット－「やればできる！」の研究』
という著書に、ある２つのマインドセットが
記されています。

１つ目は〈こちこちマインドセット〉。

このマインドセットの人は
「自分の能力は生まれつき決まっていて変わ
らない」と考え、失敗を避けたり、新しい挑
戦を恐れたりする傾向があるそうです。

物事がコントロールできていて、順調に行っ
ている時は意気揚々とする。

逆に上手くいかない時は、急に落ち込んで
「自分はダメだ」と凹み、やる気が失せる…

自分の能力についても冷静に判断できず、
ちゃんとできているのに「私はダメだ…」な
どと見当違いをしがちです。

これを秋山流に、経営者の方向けに整理すると…

・しっかりしたい（後ろ指さされたくない）
・ちゃんとやりたい
　（間違いや失敗をしたくない）
・上に行きたい（落ちたくない）
・向上心がある（良くならないのが怖い）

…と、常に良悪や勝敗で判断し、良くなりた
くてビクビクしているマインドになります。

２つ目は〈しなやかマインドセット〉。

こちらの人は
「自分の能力は努力や経験を通じて成長させ
ることができる」と考えます。

何かに全力で取り組んでいる時に意気揚々と
し、上手くいかない時も、ガッカリはするけ
れど、そんな時こそ粘り強くなれます。

そして、良し悪しに囚われていないので、で
きることとできないことなどの自分の能力を、
驚くほど正確に把握しています。

秋山流は…

・勝ち負けだけではない
　（勝敗より勝負にこだわりたい）
・人からの評価がすべてではない
　（評価も大事だがそれだけではない）
　仲間（社員）の状態は気になる
・完成はない（終わりはない）
　やり続ける覚悟がある
・立場の上下がない。あるのは
　自分の目標とズレているかどうかのみ

…つまり、上手くいかず落ち込むことではな
く、全体を良い方向に導くため何に着手する
かに焦点を当てます。

人間は、“こちこち”も“しなやか”も、両面持
っているそうです。

そのうえで重要なのは、
自分が「今どちらに傾いているか？」を知る
こと。

そして、レジリエンスを高めるには
〈しなやかマインドセット〉を育てたいです
よね！

次回はそのポイントをお話しします。


【経営者のマインドセットの秘密】
今の自分のマインドセットは
どちらに傾いている？

■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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世の中に、“正しい答え”などない。

それを承知で、
“自分たちの正解”を決めていく。

　　　　　　　　　　　by Joe

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正解を外（他者、社会）に求めると
混乱します。

「自分たちにとっての正解」を決めて
進んでいく。

それが、新しい時代の生き方なのです。

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