エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。
表面的には順調。でも、どこかおかしい…
そう感じながら、見て見ぬふりをしていないでしょうか。
気づいたときにはもう手遅れ。
そんな“静かな崩壊”は、意外とすぐ隣にあります。
今回は、その“変化のサイン”を見落とさず、
動き出すための視点を掘り下げます。
■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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静かに進行する“組織の崩壊”
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これは、ある社長が経験した実話です。
数年前、大手企業との取引が始まりました。
大きなビジネスチャンス!
顧客のニーズに努力して応え、信用を得て、
売上も伸びてきました。
ところが数年経つと、納期や仕様の変更が増え、
それが常態化してきて、現場は疲弊…
社員から
「なんとかしてください」という声が上がり始め、
社長も当然、
「このままではいけない、どうにかしたい」と思いました。
ただし、このときその顧客は
売上の3割を占めるほどの大口になっていて…
「交渉に失敗して取引がなくなったら?」
と不安がよぎり、大きな一手が打てない社長。
その間、社員に「もう少ししたら人を増やす」
「顧客とも交渉する」といって説得するも、
状況は変わりません。
次第に、社員の不満が加速し、
退職者も出てきたのに…“動けない”状況。
このままだと、さらに優秀な社員が辞めたり、
ミスやトラブルが増えたり、
気づくと資金繰りが苦しくなってくることもあり得ます。
本当に「マズい」と思って動こうと思った時には、
もう間に合わない…という危機的状況に、
この社長は陥ってしまったのです。
さて、これは、特別な話でしょうか?
皆さんにも、「手を打たなければならない」と思いつつ、
そのままにしてしまっていることはないでしょうか?
「このままではまずい…
本当は良くないかも?
そんなことない、
まだ何とかなる!
〇〇すれば、大丈夫じゃないか?」
そう思っていることがあるならば、
それは“大きな決断をするのが怖い”ということ。
動けていない、大きな決断ができていない…
そんな〈思考停止〉状態では、未来を選べません。
それを「自分に危機感がないから」「真剣味がないから」
と甘く考えないでください。
なぜなら、「気がついたら組織が崩壊していた」
という恐ろしい事態を招くからです。
実はこれ、人である以上、
誰しもが避けられないことでもあります。
それは、人のメカニズムに〈ズレと依存〉
というものが備わっているから。
次週からはこのキーワードについて、
理解を深めていきましょう。
【経営者のマインドセットの秘密】
静かに進行する“組織の崩壊”に
気づけているか?
■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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怖い と 危ない は違う。
by Joe
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怖いことは、避けなくていい。
危ないことは、避けるべき。
ビジネスにおいて、
怖いことを避けようとするから、
判断を間違える。
怖いことは、怖いと感じるだけ。
大丈夫だから。
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