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『部下にマウンティング』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.54~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。


今回は、【部下にマウンティング】
というテーマでお話ししたいと思います。


(顧客をマウンティングとは、 
 圧倒的破壊力で、相手をいい状態にする。
 でしたね)


※『vol.53 顧客にマウンティング』
http://jujube-ex.jp/Ldr719/1571


部下をマウンティングとは、
見せつけるです。


(社長としての威厳ですよね)


あっ、やっちゃいましたね。


(え?!)


社長としての威厳を見せる。
これは、してはいけないことなんです。


(だって社長の威厳は大切だって、
 よく聞きますよ)


それがダメなのは、
あなたでなく「社長」というポジションを
見せつけているだけだから。


社長とは、
そのポジションにいる時点で、
相手より優位に立っています。

これは、社長というポジションが持っている
力で、あなたの力ではないのです。


だから
・誰がお金を出してるんだー!
・誰が最終的な責任を取ると思ってんだー
ではダメなのです。


なぜなら、
そんなことわかりきっているから。
グーのねも出ない。


(だめなの?でもそれって重要じゃない)


社長としての重責・覚悟は、
それを社員が自ら感じた時に重みが増すのです。
こちらからいうことではありません。


なので、
社長という立場で社員をマウンティングしても、
あなたが社員をマウンティングしたことには
ならないのです。


(そうですけど…)


また、社員に対して、いい人ぶったり、
下手に出てもダメ。


それをすると、
社員があなたを下にみるから。


なぜなら、あなたがあなたを
低く見積もっている。
それが、社員に伝わっていく。


そんなことでは、
社員は、全然魅了されません。


(どうすればいいの?)


社長としてでなく、
あなた自身でやっつけるのです。


キーワードは、あなたで魅了する。
『見せつけて、うおー!!』
です。


(なっ、なんですか?
 見せつけて、うおー!!って?)



圧倒的な営業力がある。
圧倒的なしくみをつくれる。
圧倒的にいい人材を取ってこれる。


圧倒的な何かを見せつける。
すると、社員が、
「うちの社長すげー!
俺もやるぞー(うぉー!)」ってなる。


マンガ、キングダムでは、
大将軍が檄(げき)を飛ばすと、
隊全体が、うぉー!!となります。

あんな感じです。


(アレって大将軍だからですよね?)


そうでしょうか?
個の魅力です。


個として、突出している何かがある。
みんなそれを感じている。
そこにココロ動かされる。


そんな人が自分の大将軍だから
なおさら「うぉー!!」となるのです。


(突出した能力がある社長はいいですが、
 それがない社長はどうすればいいのですか?)


突出能力がなくても大丈夫です。
というか、ここはあえて能力だけに頼らない
でください。


圧倒的な存在感でお願いします。


(存在感って…能力よりハードルあがって
  ません?)


そんなことはありません。
コア・ビジョンがあるじゃないですか!


コア・ビジョンというのは、
組織としてのビジョンではありません。


あなた個人として、1人の人間として
創り上げたい、独自の世界観です。


それを社員にみせつけるのです。
「俺はどうしても、こんな世界を創りたい。
 だから、みんな手を貸してくれ!!」と。


社員を魅了する何かを持っていないと感じる
ならあなたのコア・ビジョンを見せつけて
魅了してください。


いいですか。もう一度言います。
『見せつけて、うぉー!!』です。


(はいっ!)


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  Joeの自分を極める言葉
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 あなたで魅了する。

               by Joe


威張ってもダメです。
不必要な謙虚さでもダメです。
大きく見せてもダメ。
小さく見せてもダメ。

ナチュラルに堂々と。
自尊心をそのまま感じていく。