コーチングは、クライアントに質問を投げかけることで、
その人の可能性と自発性を引き出します。
よく、いい質問とはどんな質問ですか?
と聞かれるのですが、
この質問は、本質的に違っています。
「いい質問」なんてものはないのです。
ただ、
「その人に対して効果的」という質問はあるかもしれません。
つまり、
相手の特性にあった質問、が効果的と言えます。
その相手の特性をみる指標の一つとして、多くのコーチが用いているのは、
DiSCという4つのコミュニケーションタイプです。
1;コントローラー
強いリーダーシップを発揮し、場をコントロールし、困難を乗り越えて結果を勝ち取る。
2;プロモーター
楽しいことを提案し、多くの人を巻き込みながら進んでいく。
3;アナライザー
行動する前に情報を集め、計画を立てる。質の高さにこだわる。職人気質。
4;サポーター
周りの人の気持ちに敏感、調和を大切にする。
相手は、どの特性が強く出ているか?
そこを観察しながら質問をしていくと、
あなたの質問が相手のより「深いところ」まで届きます。
ただ、これは相手を
「◯◯な人だ」とレッテルを張ると、
人が持つ柔軟性を否定することとなります。
「この人は、今はこの傾向が強く出ているな」
とその人の状態として捉えて下さいね。
ジョー