エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
さて、お送りしている
『加速する社内コーチングの極意』シリーズ。
第4回目は、
【コーチングで思考習慣を強化する!】
というテーマでお話ししたいと思います。
前回は、思考習慣についてお伝えしました。
(思考習慣がない部下には、浅い質問で
『過去の事実』を問いかけるのでしたね)
はい。
浅い質問で、思考習慣がついてきたら、
それを強化していきます。
(次のステップがあるのですね。よかった!)
「過去の事実」の後は、
「過去の考え & 気持ち」です。
前回の
部下から商談の報告を受ける場面。
その続きを考えてみましょう。
「過去の事実」を聴いた後は、
「過去の考え&気持ち」を聴きます。
商談中に…
Qクライアントの反応をみて君はどう思った?
Q自分が話をしていて、どんなことを感じた?
このように「考え」や「気持ち」を
問いかけていきます。
自分の考えや気持ちは、過去の事実よりも
少し深い部分にアクセスする必要があります。
つまり、答えるのに少し勇気がいる
ということ。
でも、自分の中に「ゆとり」が生まれると、
自分の考え、気持ちを言うことに対して、
自分に許可を出していきます。
A:えっと、このプランには興味を持って
いるようでした。
A:ただ、上司を納得させられるか
不安そうにも見えました。
と話し始めるかもしれません。
(なるほど)
そして最後に
「未来の考え」を問いかけます。
Qじゃあ、この場合どうしたらいいと思う?
Qなにをすると、相手は不安が解消できそう?
この「未来の考え」を聴くことで
次は「今後の行動プラン」を引き出します。
そっか。
Qじゃあ、どこから手をつけるのがいいと思う?
行動プランを相手に伝えるとは、
コミットが必要になるので、
より深い質問と言えます。
(なるほど。
・まず、過去の事実を聴き、
・次に、相手の考えや気持ちを聴き、
・最後に、行動プラン
という流れなのですね)
必ずこの通りがいい
という訳ではありませんが、
質問には「深さ」があるということを知って、
それをうまく使いこなすと
相手の思考習慣が強化されていくのです。
(質問の深さかぁ〜。
それは意識したことがなかったな〜)
是非、質問の深さの種類を意識して、
相手の思考習慣を広げていってくださいね。
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Joeの自分を極める言葉
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質問とは、
内なる世界への冒険だ。
by Joe
人は、質問されると
答えを自分の中へ探しに行く。
というプログラムを持っています。
つまり、
あなたの質問で相手は
「自分という冒険の旅」に出かけるのです。