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『尊敬とビジネスの加速』 ~経営者のマインドセットの秘密 Vol.28~

こんにちは♪
エグゼクティブコーチング・トレーナーの
秋山ジョー賢司です。

今回は、【尊敬とビジネスの加速】という
テーマでお話したいと思います。


前回、尊敬力とは観察力である。
とお伝えしました。


そして、
尊敬力を高めていくとビジネスが加速する
とお伝えしたのですが、このことについて
もう少し詳しくお伝えします。


第一に、尊敬は「対応力」に繋がります。


(尊敬?対応力?)


プロスポーツの世界を見て下さい。
対戦相手を猛烈に「尊敬(観察)」していますよね。


そうでないと、
自分が思うように「対応」できないからです。


(どういうこと?)


ボクシングの試合をする時は、
猛烈な「尊敬(観察)」が行なわれていますよね。


(少しでも「尊敬(観察)」を怠ったら、リアルにぶん殴られますからね)


その通りです。
自分が思うように対応していく為には、
猛烈な尊敬(観察)が必要不可欠なのです。


ボクシングのアウトカム(欲しいもの)は、
相手のパンチをかわし、自分のパンチを当てる、
ですね。
そのアウトカムのために観察し、対応しているのです。


これをビジネスに置き換えてみましょう。


ビジネスにおいて、様々なアウトカムがあります。


例えば、
売り上げを伸ばすために、
顧客に自社の商品を買ってもらいたい。
クライアントの為に役立ちたい。


そのアウトカムを得るためには、上手く対応すること。
対応するためには、観察が必要なのです。


(なんかわかってきた…)


それを、相手への観察が不十分なまま
自社のアピールをしようとすると結果が出ません。


なぜなら、自社のアピールが先ということは、
顧客に「あなたが私をよく観察し、私に対応してね」
と言っているようなものです。


(よく考えたら今まで凄く間違っている気がしてきた)


ちょっと話が変わりますが、
観察するって英語でなんていうか知っていますか?


(えっ、英語聞くの?)


(watching かな?)


そうですね。
watch , observeなどがありますね。


私の師が昔、こう教えてくれました。
「respect(尊敬)とは、pay attentionだよ」と。


(pay attention?、注意する?)


そうなんです。
pay attentionって日本語で言うと「注意する」ですよね。


そこで思ったのですが、
「注意する=怒る」ってイメージがありますよね。


(はい。親や先生に注意ばかりされましたから)


で、よくよく考えると
注意するって「意識を注ぐ」という意味なんです。


「計算ミスに注意しなさい」というのは、
計算ミスがないように、意識を注ぎなさい、という意味です。


(意識を注ぐ…。本当だ!怒るじゃないんだ)


そこで「尊敬」の話に戻ると、
尊敬とは「観察」であり「意識を注ぐ」という意味でもあるのです。


(「尊敬」に対する考え方が変わってきました)


尊敬しているかどうかとは、つまり、
「相手にしっかり意識を注いでいるかどうか」ということを
問われているわけです。

そして、
相手に意識を注ぐことで、しっかりと対応できる、
ということになります。


言葉として、
「クライアントを尊敬しろ!」と部下に言っても、
「お客様を尊敬しましょう」とスタッフの方に言っても、
精神論になってしまい具体的な行動に移せない場合もあります。


そこで、
「クライアントに意識を向けろ、観察しろ!」とか、
「お客様を観察してください。動き、表情をよく見てください」
「そうすればどう対応すべきかがわかります」
「それが、私たちの尊敬です」と言った方が行動に表れます。


(なるほど〜、それはいいですね)


あなたの尊敬(=観察)は、
相手への対応力を上げ、ビジネスを加速させるのです。


最後に【対応力を上げる】ための
Self Question をお伝えします。


『あなたは、どれくらいクライアントを観察できていますか?

 あなたは、どれくらいクライアントに対応できていますか?』


あなたは、この質問になんと応えるでしょうか?
自分を活かす天才になる旅、今週も楽しんで下さい♪
CHANGE YOUR MIND!!


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  Joeの自分を極める言葉
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答えるな。応えろ。

           by Joe

求められているものは、正しい答え(answer)じゃない。
あなたの応え(response)を求められている。

対応する(response)能力(ability)。
それを、責任(responsibility)という。