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『社長にマウンティング』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.55~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。


これまで、マウンティングについて
お伝えしてきましたが、
マウンティング・シリーズ、最終回は…
【社長にマウンティング】
というテーマでお話ししたいと思います。


(社長にマウンティング!!
 そんなことしていいんですか?)


いいえ。
しないといけないんです。


(えっ?そうなんですか?)


はい。

今回は、社員さんに向けたトーンでお話し
しますね。
もちろん社長さんも知っておいて下さい。


「社長にマウンティング」とは
どういうことだと思いますか?


(社長を魅了する。ってこと?)


そうですね。
では、社長はなにが起きたら社員の方に魅了
されるのでしょうか?


(成果を上げた。とか、
 難しいプロジェクトをやり遂げた。とか)


つまり、
社長のコア・ビジョンを加速させた時、
社長は、あなたに魅了されるのです。


コア・ビジョンの実現を加速してくれる社員
に社長はどうしますか?


(権限を渡していきます)


権限が増えてくると、
使えるお金、
大切な役割、
行動範囲が広がり、
仕事をする相手のレベル
が変化します。

つまり、ステージがあがる。
ということです。


(マンガ、キングダムでいうと、
 100人将
 300人将
 1000人将
 と位が上がってくる感じですね!)


そうですね♪

ここで重要なことは、
上のステージで仕事をするということは、
同じ仕事をしていても、より自分を磨ける。
ということです。


今までと同じステージにいて、
大変なことをするなら、
上のステージで大変なことをしたほうが、
自分を高めるという意味で効果的です。


(たしかに)

(そのためにも、社長をマウンティングして、
 より高いステージの仕事を
 受け取ったほうがいいのですね)


はい。


そして、社長をマウンティングできたら
自分の提案を受け入れてもらったり、
いい条件をもらい易くなります。


(優秀な武将には、たくさん兵を預けても
 いいと思えますからね)


そこで大切なのは、
社長をマウンティングできていないのに、
安易に主張しない。ということです。


(どういうことですか?)


例えば、自分のやり方をなかなか認めて
もらえてない。そこで、
『社長は、いつも自分の意見ばかりで
全然話を聞いてくれないじゃないですか!!』
と、言ったとします。

この場合、自分の方法が結果が出る、
と判断しているのでしょう。


そうかもしれませんが、許可をもらえない
ということは、社長がその人から魅了されて
いないと感じているからです。


つまり、案が通らないということは、
まだ社長をマウンティングできていない。
ということなのです。


(なぜですか?
 自分の主張をしっかり言えてますよ)


社員の中で、
『私は、顧客のことを考えているんです!
なのに、社長は、私を認めてくれないのですか?』
ということがしばしば起こります。


(顧客のことを第一に考えるのはいいこと
  じゃないですか?)


そこです。
彼の意識は、顧客だけに向きすぎているのです。


(えっ、よく社員は経営者に媚びるな。
 顧客の方を向け、と言われませんか?)


その通りですよ。


(だったら…)


経営者に媚びてはいけませんが、
経営者を無視してもダメです。


上のステージにいくためには、
社長を魅了する必要があります。


(じゃあ、顧客ではなく、社長の方を向け
  ということですか?)


それとも違います。


社長のアウトカムに沿って、
顧客をマウンティングする。ことです。


それが、社長をマウンティングする。という
ことなのです。


(そういうことか…)



社長を魅了して(やっつけて!)下さい。


自分のステージを上げていって下さい。
上のステージに行けば行くほど、
同じ大変さでも伸び率が大きいのです。


そして、社長さん、
社員さんが、自分をマウンティングしにくる機会を
たくさん与えてあげて下さい。


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  Joeの自分を極める言葉
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挑む先を間違えるな。
  
           by Joe


挑む先を間違えない。
本当にその人が挑む相手なのか?
本当にそれが挑む課題なのだろうか?

挑戦しているようで、
挑戦していない。
大変なことをしているようで、
挑戦していない。

わかっているはず。
今、あなたが挑むべきことはなにか。

「その」兆しの方に手を伸ばす。
ビビりながらも。