エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
今回は、【褒めたら育つの?】
というテーマでお話ししたいと思います。
(少し前から、
「社員を褒めて伸ばす!」とか
「いやいや褒めると伸びないんだよ」
という議論が聞かれますね)
子育ても
「褒めた方がいい。」「褒めない方がいい。」
という話を聞きますね。
(どっちがいいのでしょうか?)
どっちでもいいですよ。
(へっ?また、そんな)
どっちがいいかの前に
「褒める」とはどういうことなのか?
ということを考えてみましょう。
(はい)
褒めるとは、
上位者が下位者に対して評価することです。
(褒めるが評価?)
親が子供に、
「◯◯ちゃんは、手を洗ってえらいねー」
先生が生徒に、
「◯◯くんは、絵がうまいな〜」
上司が部下に、
「このプロジェクトよくやったなー」
(たしかにそうかも…)
そしてそこには、
・よく、私の期待に応えたね。
・うん、うん、それでいいんだ。
・次回もそうしてね。
というメッセージがあるのです。
(じゃあ、いいことなんですね)
いいとか、悪いとか言っていませんよ。
「こっちの期待通りにやったね。
それでいいんだよ」
というメッセージになる機能がある。
というだけです。
(なんか犬の「調教」みたい!
うちの犬も、しつけをする時、褒めまくりました)
「調教」は表現は良くないですが、
意味合いはそうですね。
まぁ、もう少しやわらかく言うなら
「指導」です。
(あっ、そうですね 。笑)
(褒めるとは上位者が下位者に対して
評価すること。
つまり「指導」の一環なんですね)
その通りです。
それを考えると、
「褒める」が効果的な場面は、
「相手を指導したい時」です。
新しい仕事を覚えてもらいたい。
まだ期待するレベルに至っていない。
ときに「褒める」は効果的です。
例えば、
新しい仕事を覚え始めた時に、
「いいね〜。よくできたね」
といえば、
「それでいいんだよ。次回もそうやってね」
というメッセージになります。
(やっぱり、犬の調教みたい)
「指導」って言いましょう「指導」って…汗。
「褒める」は相手からの評価なので、
褒められた=自己肯定感につながります。
「えらい!」
「よくやったね」
「頑張ったね」
(それは、わかる気がする)
ただし、
この自己肯定感は「本物」ではないことを
知っておいてください。
(本物でない?)
だって、
誰かに“褒められた”から自分を肯定できる。
ということですからね。
(相手からの評価を使って
自己肯定してるってことか)
(指導するレベルが終わった社員には、
どのように接したほうがいいのですか?)
指導レベルが終わった人には、
「感動を伝える」が機能します。
(感動を伝える?)
はい。
それについては次回お伝えしますね。
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Joeの自分を極める言葉
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褒めるとは、指導である。
by Joe
指導とは、
「指し示すことで導くこと」です。
それは「是非」や「可否」を
明確に伝えることです。
それをわかった上で、
「褒める」を上手に使いこなしてください。