エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
今回は、
【見方が変われば、本当に世界が変わるの?】
というテーマでお話ししたいと思います。
社長さんから、こんな相談を受けました。
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Q 見方が変われば世界が変わる。
ってどういうことですか?
経営に大きなダメージがないのに、
売上が少し下がると、
ヤバイな。大丈夫かなぁ。
とても心配になってしまいます。
知人の社長からは、
「気持ちの持ちようだよ」
と言われるのですが、
気の持ちようで、
ビジネスの結果が変わるなんて、
なんかおかしい気がします。
よく、
『見方が変われば世界が変わる』って聞きますが、
本当にそうなのですか?
40代 A社長
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(確かに「気の持ちよう」が大切なのは
わかりますが、
その実態は、よくわかりませんよね)
では、
「気の持ちよう」の正体を探るために、
ある有名な小学生の詩を紹介しますね。
せまいな、せまいな
といってみんな遊んでいる
朝の会のとき、石を拾わされると
ひろいな、ひろいな
と拾っている
(運動場は同じ大きさだけど、
「気持ち」の持ちようで、
広く感じたり、狭く感じるということですよね)
実は「気持ち」の問題ではないのです。
犯人は、気持ちではなく「感覚」なのです。
(感覚?)
遊んでる時、
<楽しい>という感覚が身体に入ります。
その感覚が
「狭いな〜、もっと広いと楽しいのに」
という思考を生み出します。
石拾いをさせられている時、
<つまらない>という感覚が
「運動場広いな〜、なかなか終わらないや」
という思考を生み出している。
(たしかに「感覚」が最初に来てますね)
そして、この小学生が言っている
「広い」とか「狭い」は事実ではなく
この小学生の考え。つまり「思考」です。
(思考?気持ちじゃなくて?)
思考です。
広いな〜 (と私は、思った)
狭いな〜 (と私は、思った)
(あっ、そっか)
セリフから、
誰がそう思ったのか?という主語を
削除してしまうので、
「この校庭は広い」
という事実に変換されてしまうのです。
人が、
思考を事実として捉えてしまう癖があるのは
このためなのです。
事実は、
広さ◯◯平米の校庭がある。
それだけのことなのです。
これが
『見方が変われば、世界が変わる』
の正体なのです。
(なるほど)
(では、相談に来た社長さんのケースの
場合はどうなんですか?)
先月の売り上げが◯◯万円あった。
今月の売り上げが◯◯万円あった。
差が◯◯万円だった。
これが事実。
ただし、
ここに「不安」という感覚が入り、
その感覚がいろんな思考を作り始めます。
このまま売り上げが下がったらどうしよう。
スタッフに給与を払えなかったらどうしよう。
この思考がさらに、
不安という感覚を加速させます。
やばい。
やばい。
と。
(どうすればいいのですか?)
感覚が思考を作り出す。とお伝えしましたね。
感覚を変えない限り、思考は変わらない。
つまり、
感覚を変えれば、思考が変わるのです。
(どうやって感覚を変えるのですか?)
いろんなやり方がありますが、
パワフルなのは、コア・ステイトです。
【コア・ステイト】とは、
コア・ビジョンに向かっている時に感じる
身体の内側の状態です。
※【コア・ステイト】については、
vol.53『顧客にマウンティング』を参照ください。
⇒ http://jujube-ex.jp/Ldr719/1721
このコア・ステイトの「感覚」で
「今月の売り上げが落ちている」
という事実(現象)を見てみてください。
きっと今までとは、
まったく違う思考が浮かびます。
見方を変えるとは、
「感覚を変える。」ことなのです。
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Joeの自分を極める言葉
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あなたの見方が
あなたの味方。
by Joe
あなたが世界をどんな感覚で
捉えているか?
それが
どんな見方をしているか?
ということです。
その見方が、
あなたの味方になるのです。