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『問題のトリセツ(最終回)問題は上から目線で!』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.99~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの

秋山 ジョー 賢司です。


「問題のトリセツ」最終回は、
問題の見方についてです。


今週のテーマ:
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問題は上から目線で!
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問題は、上から目線でみるとよいでしょう。

ここで言う「上から目線」とは、相手を見下
すことではありません。

高い視座から物事を捉えることです。
(視座とは、垂直方向の視点のこと)


人は問題が起きた場合、自分の視点から起き
ていることを捉えようとします。


自分の視点とは、自分のポジションや置かれ
ている状況から物事を捉えることですが、
それでは困難な状況は対応できません。


問題が起きている状態のことを
『イン・ザ・ボックス』といいます。
文字通り「箱の中に入っている状態」。


箱の中にいる人は、『箱の中から』周囲を見
ているので、「自分に」何が起きているかを
正確に把握できません。

それどころか、目の前の起きている事に囚わ
れてしまい、解決のポイントをずらして懸命
に修正しようとします。

こちら(箱の外)からみている人にとっては
その問題の押さえどころは明確に見えるし、
どのように対応することが良いかがわかりま
す。

また、小さな局面ではなく大局的視点で捉え
た上で良い結果に導くことができます。


困難な問題に対応するためには「箱から出る
」。そのためには自分のポジションの視点か
ら抜け出し『上から目線』で今の自分の状況
を捉えるのです。


自分のポジションを抜ける。
つまり『上から目線』で状況を捉えることで
置かれている状況を大局的に捉えることがで
き、その結果、ベストな対応方法が見えてく
るのです。


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TVドラマなどで、戦国時代の武将達が地図
を見ながら軍議をするシーンを見たことが
あると思います。

あれがまさに「上から目線」です。
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よく、
「俯瞰してみろ!」とか、「客観的に自分
をみろ!」などという言葉を聞きますが、

重要なのは、あなたが「囚われている箱か
ら抜け出す」ことなのです。


そのために、常に自分のポジションを超えた
『上から目線』で物事を捉える癖をつけてく
ださい。

【経営者のマインドセットの秘密】
問題を感じたら、上から目線で状況を捉えて
「箱から抜け出して」考える。


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今週のJOE語録。
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私は、完璧だ。なんでもできる。

失敗もできるし、
落ち込むこともできる。

そして、

立ち直ることさえできる。


どうだ参ったか。

     by Joe

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完璧=なんでもできると訳すなら、

失敗くらい できないと。
落ち込むのも できないと。

完璧ではありませんね。