エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
前回のメルマガでは、部下に対する「期待値」
には2種類あるとお伝えしました。
1つは、部下の今の能力で見込める、
「妥当性のある期待値」。
もう1つは、部下が成長すれば得られる、
「期待を上回る期待値」。
この「2つの期待値」を巧みに使うことで、
部下のチャレンジ精神を呼び起こせるのです。
今週のテーマ:
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部下のチャレンジ精神を喚起する方法
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「妥当性のある期待値」のアウトカムは、
今の流れを止めない、です。
「期待を上回る期待値」のアウトカムは、
次の大きな一手が打てる、ということです。
例えば、
部下にプレゼンを託したい。
その部下への「妥当性のある期待値」は、
クライアントの気持ちを60%程度こちらに傾
けること。そうすれば、後は社長である自分
がクロージングする。
(=予定通りの流れ)
「期待を上回る期待値」は、彼のプレゼンだ
けで契約が決まること。そうなると、このク
ライアントの案件を全て部下に任せ、自分は
他のことに注力ができる。
(=次の段階に進める)
この様に、部下がどちらの期待値をクリアし
たかによって、その後のビジネスのスピード
に違いが生まれます。
部下には、「更に上の目標にチャレンジした
い!」という気持ちになってもらいたいです
よね。
では、チャレンジしたくなるコツをお教えし
ますね。
最初に「妥当性のある期待値」を明確に提示
して下さい。
すると部下は、「最低でもここまでやればい
いんだ」という安心感が生まれます。
同時に「ここまではやらないといけないんだ」
という覚悟が生まれるのです。
その後に、「期待を上回る期待値」を伝えま
す。そうすることで「挑戦」がしやすくなる
のです。
こんな感じです。
↓
『今回のプレゼンを君に託す。君のパフォー
マンス力で相手の契約したいという気持ちを
(最低でも)60%までは引き出してくれ。そ
うすれば、後は私がクロージングする。』
『(上の文に続けて)そして、チャレンジ目
標として、君のプレゼンだけで契約してもら
う!そこを狙って準備して欲しい。』
この様に「妥当性のある期待」と「期待値を
上回る期待」を明確にすることで、
部下の中に、安心 → 覚悟 → 挑戦 という
マインドの流れを起こせるのです。
【経営者のマインドセットの秘密】
「妥当性のある期待」を明確に伝えることで、
安心と覚悟を引き出す。
その上で、更に上の目標にチャレンジさせる。
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今週のJOE語録。
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人にかっこつけるな。
自分にかっこつけろ。
by Joe
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「かっこいい」は、人それぞれ。
他人に対してかっこつけようとすると、どの
人のかっこいいに基準を合わせていいかわか
らなくなる…。
自分の「かっこいい」は、自分でわかる。
だから、自分のかっこよさに基準をおく。
そこを目指しているのか?さぼっているのか?
自分でわかる。
だからこそ、かっこいい。