エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
先日、経営者から相談を受けました。
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私は部下に対して、会社のビジョンを伝え、
本年度の計画(予算)を伝えています。
それでも部下に「方向性を明確にして下さい
!」と言われてしまいました。
方向性は、十分示しているつもりです。
これ以上、何を伝えたらいいのでしょうか?
(IT関連 A社長)
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確かにそうですよね。
方向性とは、ビジョンとゴールです。
では、その中で、A社長が見落としているこ
とは何でしょうか?
今週のテーマ:
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リーダーは、ビジョン・ゴール・◯◯を示せ!
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経営者やリーダーがメンバーに伝えるべきこ
とは、
・ビジョン=どこに向かうか?
・ゴール(計画)=今年はどこまでいかなけ
ればならないか?
ですよね。
そして、もう一つ伝えるべき「あること」が
あります。
結果を出し続けることのできるリーダーは明
確に「あること」を伝えているのです。
なぜなら、メンバーがもっとも知りたいのは
この「あること」だからです。
何かわかりますか?
特に、状況が苦しいときこそ「あること」を
指し示さなければなりません。
それは『勝ち筋』です。
計画に対してどのように達成するのか?
その具体的な手法を明確にして伝える。
それが「勝ち筋」です。
本年度の計画を達成する為に…
(事例1)
もう一度、私が営業に戻り、利益率の高い仕
事を取ってくる!みんなは現メンバーで回せ
る現場の体制づくりをしてくれ!
(事例2)
昨年、経理部門が知恵を出し合い生産性を向
上することに成功した。そこで、今年は営業
部の◯◯の業務を経理部門に引き受けてもら
うことにした。
営業部は、その部分は経理部門に任せ、新規
営業の開拓に力を入れてくれ!
つまり、あなたがリーダーとしてどのように
勝利を導くか、その方法を伝えるのです。
メンバーが「方向性がわかりません」と言っ
ている時、それは「勝ち筋を示して下さい」
という意味なのです。
当然…
適切な勝ち筋が思いつかない時も多々あるで
しょう。
それでも、考え、考え、考え…。
「これだ!」と思うものを自分の中から引っ
張り出す。
そして、それが困難なことだとしても、
それが、納得できるような具体策でなかった
としても、
その「勝ち筋」を明確にメンバーに示すので
す。
リーダーが伝えるべきことは、
ビジョン、ゴール、そして「勝ち筋」なので
す。
【経営者のマインドセットの秘密】
リーダーとして「勝ち筋」を示せ!
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今週のJOE語録。
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自信がない時、勇気を持て。
勇気がない時、覚悟を持て。
覚悟がない時…やめておけ。
by Joe
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「自信」は経験や実績から作られているので
はない。
「自信」は「勇気」から生まれる。
「勇気」は「覚悟」から生まれる。
そして、あなたの「覚悟」は
あなた「自身」から生まれてくる。