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『コーチング的「共感」とは?』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.419~

エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

私は変化の時代において、〈共感力〉の重要
性を強く感じています。

経営者、リーダーの皆さんには、「相手の成
長を促す」ための〈共感力〉を身につけて欲
しいと思っています!

今回は、「共感」の意味について深掘りして
いきます。それではメルマガスタートです!


■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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コーチング的「共感」とは?
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コーチングにおける「共感」とは何か?

それを理解するために、カール・ロジャース
という人物の話をしましょう。

彼は著名な臨床心理学者で、カウンセリング
の専門家でした。

カウンセリングとコーチングは違いますが、
重なる部分もあります。

そこで注目したいのが、彼が唱えた〈ロジャ
ースの三原則〉というものです。

3つの原則を簡単に説明すると。

1)自己一致
考えと行動を一致させること

2)無条件の肯定的配慮
相手のことをジャッジせずに話を聞くこと

3)共感的理解
相手の話を相手の立場に立って、相手の気持
ちに共感しながら聞くこと

…というもの。

ロジャースが素晴らしいのは、
「共感“的”理解」と言っているところだと思
うのです。

つまり「あなたの気持ちが分かる」と言い切
ることに慎重になりましょう、と言っている
んですよね。

もっと言うと「あなたの気持ちが分かる」と
いうスタンスに立ってはいけない、というこ
とです。

誰もが思いもしなかった概念ではないでしょ
うか。

例えば、悩みを吐露してきた部下に対して、

「うん、分かる。俺もそう思う」と考えや思
考に賛成するのは〈賛同〉です。

「うん、分かる。ツラいよね」と感情にアク
セスするのは、一般的には共感、コーチング
的には〈同調・同情〉と言います。

では、ロジャースの言うように共感的に返答
するなら?

「うん、分かる」とは言えませんね?

その代わりに慎重なスタンスを取り、

「そうだったんだね」
「君はツラかったんだね」
「君はそういう風に考えているんだね」

と言うのがコーチング的〈共感〉なのです。

この違いをぜひ覚えておいてください。

そして次回は、〈共感的〉に話を聞くことが
相手にどんな影響をもたらすか、一緒に考え
ていきましょう!

【経営者のマインドセットの秘密】
「あなたの気持ちが分かる」
と言い切ることに、慎重になる。


■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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私は、完璧だ。なんでもできる。

失敗もできるし、
落ち込むこともできる。

そして、

立ち直ることさえできる。

どうだ参ったか。

                by Joe

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完璧=なんでもできると訳すなら、

失敗くらい できないと。
落ち込むのも できないと。

完璧ではありませんね。


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