エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

前回、ダブルバインドという概念についてお
伝えしました。

▽「ダブルバインド」とは？▽
https://joe-akiyama.com/cst_mailmag/mailmag_432/

私たちは、これを無意識下で、〈自分自身〉
に対して起こしています。

「できる自分」と「できない自分」を繰り返
し、〈思考の無限ループ〉に陥ってしまって
いる状態です。

今回は、その仕組みを紐解いていきます！

■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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「ダブルバインド」はなぜ怖い？！
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皆さんには、長い間「できるはず！」と思っ
て取り組んでいるのに、なかなか達成しない
こと、満足しないことはありませんか？

例えば、「生産性を上げて利益を出し、社員
に良い給料を出せるよう頑張っているけれど、
なかなか達成しない」とか。

あるいは「目標に向かって進むチームづくり
をしているが、メンバーが相変わらず文句ば
かり言っている」とか。

これを〈ダブルバインド〉と言います。

どんな思考かというと、自分自身に対して相
反する意思を持ち、〈可能性の肯定と否定〉
を繰り返している状態です。

「私はできる！」「本気出せばできる！」と
思うのは、可能性を肯定しつつ、“可能性”と
“能力的な可否”を混乱している状態。

右側から身体に巻きついた縄が、強く引っ張
られているところをイメージしてください。

一方「やっぱりダメだ」「私にそんな力はな
い」と思うのは、自分にジャッジを下して、
可能性を否定している状態。

今度は、左側から巻きついた縄を引っ張られ
ているイメージです。

右から、左から…

縄を交互に引っ張られると、どんな状態にな
りますか？

そう、動けなくなるんです！

これがダブルバインドに陥る怖さ。

動けなくなり、
〈本当に必要な挑戦を避けてしまう〉のです。

ちょっと強めの言葉を使うと、現状維持をし
てしまう。

それも気づかないうちに！

この〈無意識の現状維持モード〉に入ると…

・時間だけが過ぎる
　→大きく自分を変えないので成長できない
・感情の起伏が激しい
　→不安定な状態が続く
　　→自己嫌悪になってしまう
・不安定な状態を脱したい
　→安易な方法に走る

…と、負の連鎖が続いてしまうのです。

これは特に責任感が強い人、なおかつ向上心
が高い人ほど陥りやすいのですが、誰にでも
起こり得ます。

では、どうしたらいいのでしょう？！

次回は、ダブルバインドからの脱出法につい
てシェアしていきますね。


【経営者のマインドセットの秘密】
ダブルバインドの怖さは
無意識の現状維持モードに陥ること

■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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私は、完璧だ。なんでもできる。

失敗もできるし、
落ち込むこともできる。

そして、

立ち直ることさえできる。

どうだ参ったか。

           　　　　　by Joe

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完璧＝なんでもできると訳すなら、

失敗くらい　できないと。
落ち込むのも　できないと。

完璧ではありませんね。

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