エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

前回、コンプレックスと仕事との関係性につ
いてお伝えしましたが・・・

ビジネスを加速させるために重要なことは、
あなたのコンプレックスが、
〈仕事にどんな影響を与えているか？〉
その現実と向き合うことが大切です。

今回は、コンプレックスがマインドにどう影
響を与えているのか？
その検証をしていきます！

■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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問題が劣等感に擦り変わる？！
マインドの中で起きていること
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コンプレックス（劣等感）は、少なからず仕
事に影響を与えているものです。

「設備投資は必要だが、投資金額を回収でき
なかった時を考えると迷う。自分が優柔不断
だから決められないのでは？」

…など、起こった出来事と自分の悩みを照ら
し合わせてみると、そこに劣等感が見え隠れ
します。

このとき、マインドの中では何が起きている
のでしょうか？

事例から考えてみましょう。

- - - - -

IT企業を経営しているS社長は、事業規模が
小さいことをコンプレックスに感じています。

ある日、期待していた部下が急に退職すると
言ってきました。
（→ 焦りと不安を感じる）

「やばい！まずい！」と思った社長。
（→ 思った瞬間、心が苦しくなる）

人間ですからね、そう思うのも当然です。
そして「なぜだ！転職してどうするんだ！？」
とも思います。
（→ 苦しみはどこから起きているのか？）

「うちの事業規模が小さいからか…」
（→ これが原因！）

- - - - -

この社長は頭の中で、部下が転職してしまう
のは事業規模が小さいからだと思考していま
す。

ところが、（ ）内で示したマインドを見て
みると、「苦しみ」が「事業規模が小さい」
というコンプレックスから生じているんだと、
“すり替わって”しまっていますね。

混乱してしまっているんです。

そうすると？

「コンプレックスを克服しないと、人材が残
らないし、苦しみからも解放されない」と考
えてしまう。

つまり、部下の急な退職に手を打つつもりが、
自身の苦しみに対しての打ち手を考えてしま
う。

こういう場合があり得るんです。

前回、皆さんに「コンプレックスがもたらし
ている仕事への影響」を書き出してみてくだ
さいと言いました。

それは今お話しした事例のように、仕事の課
題解決とコンプレックスの解消が混乱してい
ないでしょうか？

それをチェックすることが、本当の目的と向
き合うためのスタート地点！

次回は、もう少しコンプレックスと仕事の関
係性を紐解いていきますね。


【経営者のマインドセットの秘密】
仕事上の課題が、
コンプレックスと擦り変わっていないか？

■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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あなたの可能性を広げないで、
誰かの可能性を広げる？

ふっ…無理な話だね。

　　　　　　　　　by Joe

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部下の可能性を広げたい、と言うけれど

あなたは、自分の可能性を広げることが
できていますか？

自らの可能性を広げている経営者
だからこそ相手の可能性も広げられる。

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