BACK NUMBER
『制度・規定の役割と限界』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.491~

エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

多くの経営者が「人事問題」に悩んでいます
が、社員側にも同様の悩みがあります。

では、なぜ、これほどまでに人事問題が解決
しないのでしょうか?

今回は、制度や規定の役割や限界について
一緒に考えていきましょう!

■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
====================
制度・規定の役割と限界
====================

私は、制度や規定にはこんな役割があると考
えています。

〈行動の基準を明確にする〉
〈公平性と透明性を確保する〉
〈一貫性を出しリスク管理をする〉
〈効率化を叶える〉

例えば評価制度を導入すると、基準がはっき
りとして、評価に透明性が出ますよね。

このように、役割が機能すると、結果として
いろんなことが期待できます。

ルールを明確化することで
〈トラブルを未然に防ぐ〉ことができたり。

また、標準化することで経営者が個別対応す
る〈プロセス(時間・手間)を効率化〉でき
たり。

社員が自分の役割を理解し、効率的に働くよ
う促せるので〈責任の明確化〉もできます。

つまり、制度や規定には、組織の基本的な運
営をスムーズにし、社員の不満や不安を軽減
する側面がある。

“人事問題の解決をサポートするための土台”
になっているわけですね!

それを理解した上で、制度・規定が
“何に機能するのか / しないのか”についてお
さえておく必要があります。

でないと、制度・規定さえあれば
「いろんな問題を解決できる」と過度に期待
してしまうからです。

確かに、評価制度を導入したら「こういう基
準で評価しています」と明確に言えるように
なりますから。

一方、制度・規定には“限界”もあります。

〈構造上の弱点〉があるからです。

制度や規定で社員の不満を軽減できますが、
裏を返せば“不満を抑える”構造になっている、
ということなんです。

部下に不満をぶつけられて…

「それ、入社した時に言ったよね?」
「なぜダメかって?そう決まってるからだよ」
「例外は認められないね」
「確かに課題だけど、今は変えられないんだ」

…などと、上司が言ってしまったら?

部下は不満も悩みも、会社の問題も言えないし、
言わなくなるんです。

この〈不満の沈殿化〉が進むと、社員は無気
力になり、無意識に抵抗し、反乱が起き、離
脱し…と、複雑な人事問題に発展。

何が原因でこうなるのでしょうか?
次回、一緒に紐解いていきましょう!


【経営者のマインドセットの秘密】
制度や規定は、社員の不満を軽減できるが
不満を抑える構造にもなっている

■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
====================

魅了したいのか?
                好かれたいのか?

           by Joe

====================

顧客を魅了しているのか?
部下を魅了しているのか?
上司を魅了しているのか?

 

■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━■
<書籍案内>

全国書店、Amazonにて絶賛発売中。
秋山ジョー賢司著『不安が覚悟に変わる
心を鍛える技術』

(ディスカヴァートゥエンティワン)

>>https://www.amazon.co.jp/dp/4799327917/


コンテンツのご案内━━━━━━━━■■■

【オンラインスクール「INNER DIVING」】

個の時代に圧倒的な成果を手に入れる。

経営者・次世代リーダーのための

オンライン形式のビジネススクール。

詳細はこちら

>>>https://innerdiving.com/front/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【秋山ジョー賢司の公式LINEinner_diving Free」】

週に3回、朝のメントレを配信中!

無料登録はこちら

>>https://line.me/R/ti/p/%40783ckypp

■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━