エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。
多くの経営者が「人事問題」に悩んでいます
が、社員側にも同様の悩みがあります。
では、なぜ、これほどまでに人事問題が解決
しないのでしょうか?
今回は、制度や規定の役割や限界について
一緒に考えていきましょう!
■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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制度・規定の役割と限界
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私は、制度や規定にはこんな役割があると考
えています。
〈行動の基準を明確にする〉
〈公平性と透明性を確保する〉
〈一貫性を出しリスク管理をする〉
〈効率化を叶える〉
例えば評価制度を導入すると、基準がはっき
りとして、評価に透明性が出ますよね。
このように、役割が機能すると、結果として
いろんなことが期待できます。
ルールを明確化することで
〈トラブルを未然に防ぐ〉ことができたり。
また、標準化することで経営者が個別対応す
る〈プロセス(時間・手間)を効率化〉でき
たり。
社員が自分の役割を理解し、効率的に働くよ
う促せるので〈責任の明確化〉もできます。
つまり、制度や規定には、組織の基本的な運
営をスムーズにし、社員の不満や不安を軽減
する側面がある。
“人事問題の解決をサポートするための土台”
になっているわけですね!
それを理解した上で、制度・規定が
“何に機能するのか / しないのか”についてお
さえておく必要があります。
でないと、制度・規定さえあれば
「いろんな問題を解決できる」と過度に期待
してしまうからです。
確かに、評価制度を導入したら「こういう基
準で評価しています」と明確に言えるように
なりますから。
一方、制度・規定には“限界”もあります。
〈構造上の弱点〉があるからです。
制度や規定で社員の不満を軽減できますが、
裏を返せば“不満を抑える”構造になっている、
ということなんです。
部下に不満をぶつけられて…
「それ、入社した時に言ったよね?」
「なぜダメかって?そう決まってるからだよ」
「例外は認められないね」
「確かに課題だけど、今は変えられないんだ」
…などと、上司が言ってしまったら?
部下は不満も悩みも、会社の問題も言えないし、
言わなくなるんです。
この〈不満の沈殿化〉が進むと、社員は無気
力になり、無意識に抵抗し、反乱が起き、離
脱し…と、複雑な人事問題に発展。
何が原因でこうなるのでしょうか?
次回、一緒に紐解いていきましょう!
【経営者のマインドセットの秘密】
制度や規定は、社員の不満を軽減できるが
不満を抑える構造にもなっている
■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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魅了したいのか?
好かれたいのか?
by Joe
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上司を魅了しているのか?
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