エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。
前回は「希望」についてお伝えしましたが、
希望には2種類あります。
一つは、現実を受け入れ前進する「本来の希望」。
もう一つは、安心感や心地よさを求めて現実から目を背ける
「逃避のための希望」。
もし「状況が変われば…」「環境が整えば…」
と思っているなら、無意識に逃避しているかもしれません。
今回は、「逃避のための希望」とは何かを
深掘りしていきましょう!
■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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逃避のための希望
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皆さんが抱いている希望は、
〈逃避のための希望〉になっている可能性があります。
逃避のための希望とは?
現実から目を背け、安心感を求めること。
現実の問題に向き合う代わりに、
自分が安心できる幻想をビジョンとして、
“心地よさ”や“自分が特別になること”を目的にすること。
もう少し具体的に特徴を言うので、
次のようなことに心当たりがないか、
自分を疑ってみてください。
1)現実からの逃避
条件が揃えば上手くいくと思っている
or 状況が良くなることを願っている
→ 気持ち的に逃げている感覚がないか?
2)感情の安定が目的
心地よさや安堵を得ることが
主な目的となっている
→「闘う」「挑む」気持ちが薄れてないか?
3)深い行動変容につながらない
現実を変えようとする
意思やエネルギーが欠け、依存傾向が強い
→ 上手くいく方法を探し求めてないか?
4)内心の不安が増幅
対処対応することで表面的に安心感を得ても
現実とのズレから、このままでいいのかと
不安がつきまとう
特に、(4)は要注意。
逃避のための希望は、“無限の不安ループ”を起こします。
どういうことかと言うと?
例えば、
あなたは今、何かに追われているとします。
「逃げ切れれば安心」だと思うでしょう。
そして逃げ切るため、
「〇〇すればいいよ!」と言ってくれる人を求めます。
見つけたその人は、こう言ってくれました。
「あなたには◯◯という不安がありませんか?
将来〇〇になったら怖いですよね?
〇〇をすれば、もうこれで大丈夫!」
…と、その通りにやったのに、上手くいかない。
結果、あなたの中で
「あの人のせいだ」「自分がダメだからだ」
と不安が大きくなり、
終始、不安に振りまわされることになるのです。
実は、リーダーや経営者は、
〈逃避のための希望〉に陥りやすいんです。
責任や問題に追われる中、
目の前の苦痛を解消することが優先されがちだから。
結果、長期的な視点が見えづらくなり、
対処対応することで、「大丈夫」だと思いたいから。
でも今日、自分の希望が逃避だと思った方は、
「気づけた」ことがまず大事です!
次回は、本来の希望についてお話しますね。
【経営者のマインドセットの秘密】
現実から目を背け、安心感を求めていないか?
自分を疑ってみよう。
■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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魅了したいのか?
好かれたいのか?
by Joe
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顧客を魅了しているのか?
部下を魅了しているのか?
上司を魅了しているのか?
ビジネスの鉄則は、相手を魅了すること。
いつの間にか
「好かれたい」になっていないだろうか?
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