エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。
問題を見ないふりをしていませんか?
先週お伝えした通り、
問題を直視しないことは経営において非常に危険です。
では、その「問題」をどう直視すれば良いのでしょうか?
今回は実例を交えて、実践編をお伝えします!
■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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問題を直視する〈実践編〉
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問題を問題としない経営からの脱出。
私がこのテーマについて考えるようになったのは、
コーチングの問題点が見えたからでした。
だからこそ、私は今、顧客に対して
〈問題を直視するコーチング〉を大切にしています。
C社長のケースを例に、
問題を直視するためのポイントを見ていきましょう。
C社長は、特殊な技能を誇る工場を経営しています。
その社員の中に、
会社の顔となるベテランのDさんがいらっしゃいます。
C社長は以前からDさんに
「OJTで後輩に技術を伝えて」と指示していました。
ところが、Dさんの定年退職が迫り、
社長がOJTの成果を確認したところ、
ほとんど進んでいませんでした。
その理由は、
「案件が少なかったので教える機会があまりなかった」
と、Dさん。
C社長 「なぜそう言わなかったのか?」
Dさん 「社長がOJTで教えてと言ったからです」
…というやりとりがあったそうです。
私は、C社長に「問題は?」と聞きました。
「効率を重視してOJTの指示しかしていなかった」
と、C社長。
通常のコーチングなら、
ここで「どうやってその問題を解決しますか?」
と続けるのですが、その前に私はこう聞きました。
「社長にとって、何が問題ですか?」
質問の狙いは、
“起きている問題の奥にある〈本当の理想 / 想い〉に
フォーカスすること。
するとC社長は、こう言ったんです。
「技能を承継したいと思うような社員を育ててこなかった…
本当は、技能を承継したいと思う人材を育てたいと思っていた」
それなのに、納期重視にすり替わり、
技能という品質の承継を見ないようにしていた…と。
人が頭を悩ませるほど問題だと思うのは、
その奥に理想や想いがあるからなんです。
問題を直視するときは、
まず、この〈理想 / 想い〉に目を向けることがポイント。
その理想に向けて、あらためて何が課題で、
どう解決していくかを考えていくべきなのです。
最後に皆さんにも、問いたいと思います。
日常の中で、
問題を見ないようにしていませんか?
あるならば、
見ないようにしている問題は何?
その問題の奥にある、
本当の理想 / 想いは何ですか?
【経営者のマインドセットの秘密】
問題の奥にある、
本当の理想 / 想いは何か?
■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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自信がない時、勇気を持て。
勇気がない時、覚悟を持て。
覚悟がない時…やめておけ。
by Joe
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「自信」は経験や実績から作られているのではない。
「自信」は「勇気」から生まれる。
「勇気」は「覚悟」から生まれる。
そして、あなたの「覚悟」は
あなた「自身」から生まれてくる。
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