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『問題を直視する〈実践編〉』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.512~
エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

問題を見ないふりをしていませんか?

先週お伝えした通り、
問題を直視しないことは経営において非常に危険です。

では、その「問題」をどう直視すれば良いのでしょうか?

今回は実例を交えて、実践編をお伝えします!

■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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問題を直視する〈実践編〉
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問題を問題としない経営からの脱出。

私がこのテーマについて考えるようになったのは、
コーチングの問題点が見えたからでした。

だからこそ、私は今、顧客に対して
〈問題を直視するコーチング〉を大切にしています。

C社長のケースを例に、
問題を直視するためのポイントを見ていきましょう。

C社長は、特殊な技能を誇る工場を経営しています。

その社員の中に、
会社の顔となるベテランのDさんがいらっしゃいます。

C社長は以前からDさんに
「OJTで後輩に技術を伝えて」と指示していました。

ところが、Dさんの定年退職が迫り、
社長がOJTの成果を確認したところ、
ほとんど進んでいませんでした。

その理由は、
「案件が少なかったので教える機会があまりなかった」
と、Dさん。

C社長 「なぜそう言わなかったのか?」
Dさん 「社長がOJTで教えてと言ったからです」

…というやりとりがあったそうです。

私は、C社長に「問題は?」と聞きました。

「効率を重視してOJTの指示しかしていなかった」
と、C社長。

通常のコーチングなら、
ここで「どうやってその問題を解決しますか?」
と続けるのですが、その前に私はこう聞きました。

「社長にとって、何が問題ですか?」

質問の狙いは、
“起きている問題の奥にある〈本当の理想 / 想い〉に
フォーカスすること。

するとC社長は、こう言ったんです。

「技能を承継したいと思うような社員を育ててこなかった…
 本当は、技能を承継したいと思う人材を育てたいと思っていた」

それなのに、納期重視にすり替わり、
技能という品質の承継を見ないようにしていた…と。

人が頭を悩ませるほど問題だと思うのは、
その奥に理想や想いがあるからなんです。

問題を直視するときは、
まず、この〈理想 / 想い〉に目を向けることがポイント。

その理想に向けて、あらためて何が課題で、
どう解決していくかを考えていくべきなのです。

最後に皆さんにも、問いたいと思います。

日常の中で、
問題を見ないようにしていませんか?

あるならば、
見ないようにしている問題は何?

その問題の奥にある、
本当の理想 / 想いは何ですか?


【経営者のマインドセットの秘密】
問題の奥にある、
本当の理想 / 想いは何か?

■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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自信がない時、勇気を持て。
勇気がない時、覚悟を持て。
覚悟がない時…やめておけ。

          by Joe

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「自信」は経験や実績から作られているのではない。

「自信」は「勇気」から生まれる。
「勇気」は「覚悟」から生まれる。

そして、あなたの「覚悟」は
あなた「自身」から生まれてくる。

 

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