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『水面下のズレ』~経営者のマインドセットの秘密 Vol.542~

エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。

先週は、任せたはずの責任が止まる理由を見てきました。
https://joe-akiyama.com/cst_mailmag/mailmag_541/

今日は、任命する側とされる側で生まれる
“水面下のズレ”に注目します。

組織で起きる微妙な違和感を、
一緒に整理していきましょう!

■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
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水面下のズレ
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役職を任命する側と、される側。

それぞれの〈前提〉となっているマインドについて、
考えてみましょう。

まず、〈任命する側〉は?

・評価してあげた
・ポストをあげた
・権限をあげた
・給料を上げた

あげた”という部分がポイントですね。

これは、経営的には“リスクを先にとった”
という感覚になります。

権限を渡したら、暴走するかもしれない。
実績はまだだけど、見込みとして昇給した。

“リスクをとってでも評価してあげた”という気持ちが、
気持ちが多かれ少なかれあるわけです。

一方、〈任命される側〉は?

・認められた
・権限を渡された
・給料を上げてくれたのは嬉しいけど
 期待にも応えなければ

こちらは“された(くれた)”がポイントで、
嬉しい反面、期待やプレッシャーもある。

…と、両者を比べてみて、もうお分かりでしょうか?

水面下で“ズレ”が生じていると思いませんか?!

キーワードは〈責任〉だと、私は思います。

任命する側は、権限や昇給に〈責任〉を託して渡したつもりなのに、
相手はというと〈期待やプレシャー〉を受け取っている。

このズレがあるまま走り始めると、
時間が経つほどズレは大きくなっていきます。

そのときのマインドは?

●任命する側
・あれだけ期待をかけたのに、なぜ自分で動かないんだ?
 結局、自分に判断が戻ってくる…
・自分勝手に動いている…
 会社の利益を考えているのだろうか?
 ↓
「なぜ、受け取った責任を負わない?」

●任命される側
・こんなに悩んでいるのに
 1人で考えろと言われている気がする
・こんなに頑張っているのに
 口を出されて、信用されていない気がする
 ↓
「なぜ、(上司は)任命責任を負わないの?」

こうして〈責任〉が宙に浮いてしまうんです。

次回は、もう少し深くマインドを見ていきましょう。


【経営者のマインドセットの秘密】
任命する側、される側のマインドには
水面下の“ズレ”がある

■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
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世の中に、“正しい答え”などない。

それを承知で、
“自分たちの正解”を決めていく。

           by Joe

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正解を外(他者、社会)に求めると混乱します。

「自分たちにとっての正解」を決めて進んでいく。

それが、新しい時代の生き方なのです。

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