エグゼクティブ・コーチの
秋山ジョー賢司です。
先週は、任せたはずの責任が止まる理由を見てきました。
▽https://joe-akiyama.com/cst_mailmag/mailmag_541/
今日は、任命する側とされる側で生まれる
“水面下のズレ”に注目します。
組織で起きる微妙な違和感を、
一緒に整理していきましょう!
■■ 今週のテーマ━━━━━━━━━■■■
====================
水面下のズレ
====================
役職を任命する側と、される側。
それぞれの〈前提〉となっているマインドについて、
考えてみましょう。
まず、〈任命する側〉は?
・評価してあげた
・ポストをあげた
・権限をあげた
・給料を上げた
“あげた”という部分がポイントですね。
これは、経営的には“リスクを先にとった”
という感覚になります。
権限を渡したら、暴走するかもしれない。
実績はまだだけど、見込みとして昇給した。
“リスクをとってでも評価してあげた”という気持ちが、
気持ちが多かれ少なかれあるわけです。
一方、〈任命される側〉は?
・認められた
・権限を渡された
・給料を上げてくれたのは嬉しいけど
期待にも応えなければ
こちらは“された(くれた)”がポイントで、
嬉しい反面、期待やプレッシャーもある。
…と、両者を比べてみて、もうお分かりでしょうか?
水面下で“ズレ”が生じていると思いませんか?!
キーワードは〈責任〉だと、私は思います。
任命する側は、権限や昇給に〈責任〉を託して渡したつもりなのに、
相手はというと〈期待やプレシャー〉を受け取っている。
このズレがあるまま走り始めると、
時間が経つほどズレは大きくなっていきます。
そのときのマインドは?
●任命する側
・あれだけ期待をかけたのに、なぜ自分で動かないんだ?
結局、自分に判断が戻ってくる…
・自分勝手に動いている…
会社の利益を考えているのだろうか?
↓
「なぜ、受け取った責任を負わない?」
●任命される側
・こんなに悩んでいるのに
1人で考えろと言われている気がする
・こんなに頑張っているのに
口を出されて、信用されていない気がする
↓
「なぜ、(上司は)任命責任を負わないの?」
こうして〈責任〉が宙に浮いてしまうんです。
次回は、もう少し深くマインドを見ていきましょう。
【経営者のマインドセットの秘密】
任命する側、される側のマインドには
水面下の“ズレ”がある
■■ 今週のJOE語録━━━━━━━━■■■
====================
世の中に、“正しい答え”などない。
それを承知で、
“自分たちの正解”を決めていく。
by Joe
====================
正解を外(他者、社会)に求めると混乱します。
「自分たちにとっての正解」を決めて進んでいく。
それが、新しい時代の生き方なのです。
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━■
<書籍案内>
全国書店、Amazonにて絶賛発売中。
秋山ジョー賢司著『不安が覚悟に変わる 心を鍛える技術』
(ディスカヴァートゥエンティワン)
>>https://www.amazon.co.jp/dp/4799327917/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【秋山ジョー賢司の公式LINE「inner_diving Free」】
週に3回、朝のメントレを配信中!
無料登録はこちら
>>https://line.me/R/ti/p/%40783ckypp
■コンテンツのご案内━━━━━━━━■■■
【オンラインスクール「INNER DIVING」】
個の時代に圧倒的な成果を手に入れる。
経営者・次世代リーダーのための
オンライン形式のビジネススクール。
↓詳細はこちら
>>>https://innerdiving.com/front/
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━■