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『働くことへの恐れ(社長編)』
~経営者のマインドセットの秘密 Vol.49~

エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。


「働くことへの恐れ」シリーズ 第3弾。
今回は、いよいよ【社長編】です。


まず最初に、
社長として働くことの「魅力」。
これはなんでしょう?


(えっと、経営ができる)


そうですね。
そして、経営を通して、
・独自の世界観を実現できる。
・従業員(自分のチーム)で仕事を進める
 ことができる。

これが社長として働く「魅力」です。


(ほんと、そうですね)


では、
社長として、働くこと。
そこから生まれる「恐れ」はなんでしょう?


(う〜ん、お金?資金繰り?ですか?)


「お金」への恐れはどの階層にもありますので、
ここでは「働くこと」で生まれる感情的な恐れを
考えて下さい。


(なんだろう?)


それは『人間関係』です。


(えっ?)


従業員がこっちを向いてくれないと、
自分の自己実現ができない。
しかし、なかなか人は思う通りには動かない。


結果として、人間関係の構築をもっとも恐れる。
という状況になりがちなのです。


(確かに…社長は常に人間関係の課題が常に
 つきまといますよね)
 

・部下のモチベーションがあがらない…
・幹部に裏切られた…
・欲しい人材がみつからない…
・採用が上手くいかない…
など。


人間関係の構築を恐れるあまり、
そこと向き合わないようにするために、
アメとムチ「だけ」でなんとかしようとして
しまうケースがあります。


(アメとムチ?)


アメ=お給料や昇給 など
ムチ=罰則、就業規則 など
です。


(えっ!?それっていけないの?)


そんなことはありません。
どれも重要なことです。


イケていないのはこれらの仕組みやルール
「だけ」に頼り、社員の方たちと正面切って
対峙することを避けることです。


人間関係に悩む社長にお会いしますが、
あなたが人間関係に悩むのは、
あなたが悪いのではないのです。


どんな優秀な経営者でも、
実はその裏では常に人間関係について悩んで
います。


しかしながら、彼らは決してそれを避けよう
とはしません。


社長さんへ
人間関係を恐れないでください。


社長さんは、そのポジション上、
【自己魅了】が大きなテーマとなります。


(自己魅了?)

自分を自分で魅了することです。
その自分で社員を魅了するのです。


(なんか、それってナルシスト?)


ナルシストって、自分だけに魅了されている
人ですよね。


そうではなく、相手を魅了できるくらい自分
を磨いている人です。


(どうすればいいの?)


まず、社員と向き合ってください。
それも徹底的に。そして、
相手が何に魅了されるのかを知ってください。


相手が何に魅了されるのかを知らずして、
どうやって魅了できるのでしょうか?


次に、自分と徹底的に向きあってください。
自分と向き合い、徹底的に自分の価値観を
知ってください。


自分の価値観を知らずして、
どうやって相手を魅了できるのでしょうか?


そして、
社員を自分のコア・ビジョンに惚れさせて
ください。


社員の皆さん
社長は、どうやって、みなさんを魅了すれば
いいのか?
いつも悩んでいます。


下手に出ようとしているのではありません。
威張ろうとしているのでもありません。


ただ、どうすればみなさんが
自分の力を100%発揮できる環境を作れる
だろうか?
これを悩んでいるだけなのです。



最後に【自己魅了】と向き合う
ためのSelf Question をお伝えします。


Q私は、社員をどれくらい魅了しているだろうか?

Q私は、私をどれくらい魅了しているだろうか?


あなたは、この質問になんと応えるでしょうか?
自分を活かす天才になる旅、今週も楽しんで下さい♪


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 自分を極める言葉(特別篇)
   〜ブラックJOEからの挑発〜
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「僕はみんなに
   受け入れられているだろうか?」だって?

ジョー談じゃない!

順番が間違ってる。
自分が、自分を受け入れてないだけ。
ビビらずに、そこからはじめろ!

       by ブラック Joe


自分に魅了されていない人が、
相手を魅了できるはずがありません。

しかし、中途半端な、自己魅了はケガをします。
「勘違い」とか言われます。

相手までを魅了できるレベルまで突き抜けて
くださいね。