エグゼクティブ コーチング トレーナーの
秋山 ジョー 賢司です。
部下が、仕事を「自分ごと」として捉えてい
ない、と嘆く経営者の方がいます。
実は、そのような経営者には、部下に「ある
言葉」を多用しているという、共通のパター
ンがあったのです。
あなたは、大丈夫ですか?
今週のテーマ:
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部下に仕事を「自分ごと」として捉えさせる
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部下に仕事を「他人ごと」ではなく
「自分ごと」として捉えさせたい場合。
多用してはいけない言葉は、「ありがとう」
です。
ヒトは、誰かに「ありがとう」と言うと、相
手には「私のためにしてくれてありがとう」
というメッセージになります。
これは、ヒトの脳の癖です。
だから、あなたが部下に「ありがとう」と言
えば、「私がやるべきことをしてくれてあり
がとう」というメッセージになるのです。
これでは、部下が仕事を「自分ごと」として
捉えなくなりますよね。
これが「自分ごと」にならない理由です。
では、どうすればいいのか?
部下が仕事を終えた時に、その成果レベルに
合わせて「適切な言葉」を使うのです。
前回お伝えした「妥当性のある期待値」をク
リアした部下には、「はい。ご苦労さま」と
ニュートラルに労をねぎらいます。
「大変だったね」を加えるのもgoodです。
例えばこんな感じです。
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部下:社長、A社へプレゼンに行って来まし
た。
あなた:どうでした?
部下:上手くいったと思います。先方は、
「興味があるので契約条件について、詳細を
社長と詰めたい」とのことでした。
あなた:(ゆっくりとした口調で)
了解です。お疲れ様でした。
では、私から先方にアポイントを取ることに
しますね。
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こんな感じで、ニュートラルに労をねぎらっ
て下さい。部下は仕事を「自分ごと」として
捉えるようになります。
もし部下が「期待を上回る期待値」を達成し
た場合は、ちょっとニュアンスを変えます。
「よくやったね。素晴らしい!」とその功績
を“承認”するのです。
例えばこんな感じです。
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部下:社長、例のプレゼンを終えました。
あなた:どうでした?
部下:先方の社長が、とても感激してくれて、
「すぐにでも契約したい。書類を早急に送っ
て欲しい」とのことでした。
あなた:凄いね!あの社長にそこまで言わせ
るとは!君があの社長を魅了したという事だ
ね。
会社として君をバックアップするから、あの
クライアントは基本、君に任せる。
頼んだよ。
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このように功績を承認することで、「自分が
出した結果」だという認識が高まり、仕事に
対するコミットが高まっていきます。
部下がオーダーを終えて報告に来たら、「あ
りがとう」と言わずに、ニュートラルに労を
ねぎらう。
これが「自分ごと」として捉えさせる基本で
す。
あとは、部下の出した結果に合わせて、
ニュアンスを変えてみてください。
私の顧問先の社長さんは、これを実践して、
部下のマインドの変化にびっくりしています。
是非、実践してみてください。
【経営者のマインドセットの秘密】
部下が報告に来たら、
感謝ではなく、労をねぎらうことで、
「自分ごとマインド」を向上させる。
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今週のJOE語録。
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自分の行動に、
自分が勇気付けられた時。
それを、自尊心という。
by Joe
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確かに、あなたの行動は、誰かを勇気付ける
だろう。
しかし、気づくべきだ。
あなたの行動は、あなたを勇気付けているこ
とに。