歯科医師が集まる勉強会で、秋山先生のお話をされていて、興味を持ち始めたのがきっかけでした。メルマガとインナーダイビング(https://innerdiving.com/front/)のコンテンツを、3ヶ月くらいで、一気に見ました。
当時、家に帰っても、毎晩その時間に充てていました。奥さんからすると「今日も旦那が謎の動画を見ている」みたいな感じだったと思います(笑)。
全てのコンテンツを見終わった後、ホームページに本プログラムの紹介があって、受けてみたいと思いました。当時の考えは、「とりあえずやれる勉強は全てやろう」と思っていましたね。
本プログラムを受講したのが、2020年。父が経営する実家の歯科医院に戻ってきたのが、2018年、歯科医師4年目の時でした。それまでの3年間は他医院で修行をしていました。
実家に戻った方が金銭的にも、環境的にも、修行をしやすいだろうと考えていました。私自身、もっと腕を磨きたかったので。でも、いざ戻ってみたら、それどころではなかった。院内はかなりひどい状況で・・・組織化もされず、スタッフの不平不満も溢れているようなぐちゃぐちゃの状態でした。
なんというか・・本当に辛い2年間でした。とりあえず何をやっていいか分からないし、今思えば覚悟もなかったので、すごく辛かったですね。でも、なんとかしなきゃという気持ちはもちろんあって、とにかく行動には移そうとしていました。
そうですね。まずは運営的なことを色々なところで学んで、とにかく日々実践していました。でも、なかなかうまくいかないんですよ。歯科関係者の方々と経営塾で勉強するのですが、他医院は色々な取り組みが進むのに、うちはうんともすんとも動かない。むしろ、反発だらけで・・・。それと同時に、父からの事業承継も同時並行していたので、本当に辛かったです。
ノイローゼ一歩手前まで追い込まれていたと思います。院内の状況としては、2018年から少しずつ良くなってきていましたが、苦しさがずっと一緒だったんですよね。肉体的には少しずつ楽になっているものの、こんな苦しさが一生続くなら、本当に嫌になってしまうなと思っていました。
そのとき、ちょうど外部のコンサルを入れて、会社の理念や目的を作りはじめていました。色々考えた結果、医院の組織化をしていくという方針を打ち出しました。
「個人の理念」と「会社の理念」は、別で考えた方がいいという知識があった中、特に個人の方はどうやっていいか分からなかった。本プログラムを知ったときに、「実践できるかもしれない!」という期待感が湧き上がりました。
今だから言葉にできますが、当時、色々な事を決断できずにいました。例えば、事業を継ぐのか、継がないのか、という初歩的な話すらも。でも、当時はそれが問題だと分かっていなかったので、とにかく「苦しさ」という形で感じていたのだと思います。
個人のビジョン・ミッションを明確にしたいと思っていました。自分自身と医院、それぞれのビジョン・ミッションが明確になって、1本の軸が通ると楽になると思っていました。でも、一向に繋がらないから、どうしよう・・・と。
なので、本プログラムはそのための絶好の機会だと思いました。あと、本プログラム受講前から、ジョーさんはとても本質的な人だなと思っていたので、「この人に扱ってほしい、本質を知りたい!」というのが、1番の決め手だったかもしれません。
正直、本プログラム終了時点では、よく分からなかったです。とりあえず、自分のビジョンとミッションが出た!という感じで。
これを扱うのはここからだと思っていたので、初めから継続セッションを受けるつもりでいました。徐々に、色々な本質を知るうちに、確実に現実も変えていけているなという手応えが、私の中に芽生えていました。
スタッフからも、「院長、少し変わったよね。」、「院内も少し良くなってきたよね。」と言われるようになっていました。
本当にすごい変化だと思います。
今では、「院長と一緒に挑戦していきたい。」、「新しいことをやってみたい!」とスタッフが言ってくれます。私も幹部も当たり前に未来を想像して、計画出来るようになりました。
「半年先や1年先を決めたいから、2年先を教えてください。」って本当に言われるんですよ(笑)。それを言ってくれるから、「やばいやばい」みたいな感じでまた未来のことを考え始めています。
そうですね。ジョーさんにメンタルとフィジカルを整えてもらうことで、私の内側が変わりました。スタッフに対して、方針一つを示すときでも、私の内側がよりいい形で響いていくようになったと思います。言えるだけの覚悟を持てるようになったのは、本プログラムを通して得られた変化ですね。
そうですね。「みんなのことは助けたい、でも頼りない」と言いますか。実際、スタッフにも「頼りたいけど、頼りない」とよく言われていました(笑)。
最近では、「頼ってもらっている」から「一緒に考えていく」というフェーズに、もう1段階レベルアップしたなと感じています。組織としても、いい状態ですね。
売上増加、診療時間の短縮、週6診療から週5診療への移行など、実際に起こした変化はたくさんあります。それに加えて、2021年4月にリニューアルオープンをしていて、いわゆる町の歯医者さんから、とても大きな綺麗な歯医者さんのような形でリニューアルさせました。
たしか本プログラムを受け始めた頃だったと思います。メインの部分は私や父たちと決めましたが、棚や壁紙はスタッフに任せました。
全部で300坪近くあるので、本当に大きいですが、そういうことを全てスタッフに任せられたのは、本プログラムを受けたからだと思います。
任せ方の判断が、父とのパワーバランスもあって、結構難しかった。父を牽制しながら、スタッフにも任せてみたいな。本プログラムを受けていなかったら、そのようなコミュニケーションをできるだけのエネルギーはなかったですね。
以前は、僕が喧嘩しないように少し避けていたと思います。ぶつかると周りも大変だし、僕もすごくしんどいし。ぶつからないようにしながらも、運営はちゃんとするみたいな・・・それは無理ありますよね。
でも、ここ1ヶ月だけでも関係性がすごく変わってきていると実感しています。
最近思うのは、「親は、子供に人生を生き切るってことを一番してほしい」と思うんです。
特に、事業承継する人がそれをできていなかったら、最後の最後で任せきれないと思います。
この1ヶ月で、本プログラムで見つかったコアを活かしきるということをコミットできるようになった気がしています。それができればできるほど、父との関係性が良い悪いではなく、きちんと関係性を作っていけるようになりました。
ノイローゼになっていたかな(笑)。
すごく苦しくて、踏ん張って頑張っているけど、成果が出ていない状況でしょうね。もちろんスタッフの主体性や今のような関係性にはなっていなかったと思います。
この表現がいいか分からないですけど・・・「自分が死ぬときに、充実した人生だったな」と思って死ねるみたいな感じですかね。
以前は、「院長になるには頼りない」と言われていましたけど、今は院長としても、経営者としても、力を発揮できていて、家族や外部の人との関係性も含めて、楽しめている実感があります。
人や物事の本質に興味がある人は、すごく相性がいいのではないかなと思います。
あとは、「異常なほど努力している自覚はあるけど、なぜか今苦しい」と思っている人ですかね。頑張っても頑張っても力が出ないというか、もっと先に行っている人を見て、羨ましい、なんで俺はできないんだろう?とか思っている人にはお薦めしたいです。
経営とか人生が、本当に豊かになります。そういう経営者が増えたらいいなと。そして、一緒に豊かにしていきたいですね!共に、実践していける仲間が増えたら嬉しいなと思います。